Campeonato Brasileiro 2005 〜ブラジル全国選手権〜 互いに勝利を欲した上位対決は、ゴールなくエンパテ。
第19節 インテルナシオナウ 0-0 コリンチャンス
ブラジル全国選手権は、8月10〜11日に第19節が行われた。ヒオ・グランジ・ド・スウ州ポルト・アレグレのエスタジオ・ベイラ・ヒオで行われた インテルナシオナウ×コリンチャンス は両者一歩も譲らず、無得点のまま引き分けに終わった。
試合は、6分にコリンチャンスが攻め上がり、FWジョがシュートを放ったがこれは枠を逸れてしまい、ゴールならず。互いに攻めあぐねながら迎えた後半も、決定機を作っていたのはコリンチャンスだった。FWボボーが決定的なシュートを放つシーンが2度もあったが、いずれもGKクレーメル ( インテルナシオナウ ) の前に阻まれた。インテルナシオナウも、74分にFWハファエウ・ソービスが、84分にはFWフェルナンドンがそれぞれ素晴らしいシュートを放ったが、GKファービオ・コスタの好守によりゴールネットを揺らすことはできなかった。 普段は 4-4-2 の布陣を敷くインテルナシオナウは、首位コリンチャンスを倒すべく 4-3-3 に変更。中盤を一枚減らし、前線を3人にして試合に臨んだ。しかし、不慣れな布陣は連携の悪さを生み、その結果中盤が間延びする状況を招いてしまった。結果、決定機も少なく無得点に終わったインテルナシオナウ。名将ムリシ・ハマーリョらしからぬ采配で、勝ち点1に終わった。 コリンチャンスは、前節の対サンカエターノ戦で審判に暴言を吐いたFWテベスが退場。この日は出場停止でベンチにも入っていなかった。攻撃の軸を欠いた彼らに追い討ちをかけたのは、38分。中盤の要であるMFハビエル・マスチェラーノが負傷でピッチを退くアクシデントに見舞われてしまった。彼に代わって投入されたMFウェンデウは、本職がセンターバックであるため、マスチェラーノの代役を果たすには至らず。アルゼンチン代表2人を失ったコリンチャンスは、結局ゴールを奪えなかった。依然、首位の座を守ってはいるが、首位戦線が混沌としてきた今、彼らに勝利以外の結果は許されない。 写真; ドリブルで攻め上がるMFホージェル ( コリンチャンス / 写真右 ) と、彼を追いかけるMFエジーニョ ( インテルナシオナウ / 写真右 ) 。
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