ここは、南米サッカーサイトです。   ブログサイトマップ

Campeonato Brasileiro 2005 〜ブラジル全国選手権〜

単独首位のプレッシャー? コリンチャンス、サンカエターノに完敗。
第18節 コリンチャンス 0-2 サンカエターノ

 ブラジル全国選手権は、8月6〜7日に第18節が行われた。サンパウロのパカエンブーで行われた「クラシコ・パウリスタ」 コリンチャンス×サンカエターノ は、FWジンバの先制弾などでサンカエターノが快勝をおさめた。

 試合は、サンカエターノが電光石火の先制弾で主導権を握った。開始直後の2分、ペナルティエリア右からのフリーキックをFWエジウソンがゴール前にボールを供給。そこにFWジンバが合わせてコリンチャンスのゴールマウスに流し込んだ。早すぎた失点に動揺したコリンチャンスは、そこからラフプレーを連発。またサンカエターノも相手に触発されるかのように危険なファウルを犯し、前半だけで5枚のイエローカードが乱れ飛ぶ荒れた試合になった。
 次の1点を入れたのもサンカエターノだった。86分、途中出場のMFクラウデシールからのラストパスにMFパウロ・ミランダが抜け出し、落ち着いてゴールネットに流し込んだ。この2点でサンカエターノが首位コリンチャンスを相手に大きな勝ち点3を獲得した。

 コリンチャンスは、MFマスチェラーノの加入以降、より戦力が安定。確実に勝てるチームになっていた。ところが、この日はそのマスチェラーノが不調で、かつFWテベスが退場に追い込まれたことからコンパクトなサッカーができなかった。首位に躍り出た直後の敗戦により、首位陥落は確実と思われたが、2位ポンチ・プレッタ、3位インテルナシオナウがどちらも勝ち点3を得られなかったため、かろうじて首位を守ることに成功。だが、まだまだコリンチャンスの首位独走とはいかないようだ。

 対するサンカエターノは、開始早々の先制点でうまく試合を運ぶことができた。コリチーバから加入したMFパウロ・ミランダがこの日は攻守ともに活躍。チームの勝利に大きく貢献した。この日は2枚のレッドカードを浴びるなど、数的不利に追い込まれたサンカエターノだったが、リーグ3位 ( 22失点 ) の守備力で相手に得点を与えなかった。順位こそ10位だが、今年もまた優勝戦線に加わるだけの力はもっている。

 その他の試合では、最下位パイサンドゥを下したボタフォゴが4位に浮上。パラナー×サントスの上位対決は 1-1 の引き分けに終わった。また、レオン監督就任以降無敗のパウメイラスは、アウェイで好調ジュベントゥージ相手に勝利を飾っている。

 写真右上; 2分、早々とゴールを決めて喜ぶFWジンバ ( サンカエターノ ) 。昨年はフラメンゴでチームメイトとうまくやっていけなかった彼も、サンカエターノでは生き生きとしている。
 写真左下; 相手に競り負けるFWテベス ( コリンチャンス ) 。この日はレッドカードをくらうなど、あまりいいところがなかった。

ブログサイトマップ