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Campeonato Brasileiro 2005 〜ブラジル全国選手権〜

足元をすくわれたポンチ・プレッタ、フラメンゴに敗れ首位陥落…
第17節 フラメンゴ 1-0 ポンチ・プレッタ

 ブラジル全国選手権は、8月3〜4日に第17節が行われた。リオ・デ・ジャネイロのエスタジオ・ルッソ・ブラジレイロで行われた フラメンゴ×ポンチ・プレッタ は、巧みな試合運びで勝利をおさめたフラメンゴが、ポンチ・プレッタを首位の座から引きずりおろした。

 試合は、FWカエーが積極的にシュートを放つなど、ポンチ・プレッタが主導権を握るかに思われた。しかし、試合を支配したのはフラメンゴだった。DFレオナルド・モウラがオーバーラップでサイドを崩しにかかるなど、ワイドな展開でボールをまわしたフラメンゴは、前線のFWジェアンとFWオビーナにボールを集めた。そんなゴールへの姿勢が実を結んだのは、前半ロスタイム。MFヘナット ( フラメンゴ ) のクロスをMFジョナタスが頭で合わせたボールが、ゴールの左隅に吸い込まれた。先制を許したポンチ・プレッタは後半怒涛の攻撃をみせたが、同点に追いつくことはできなかった。

 フラメンゴは今季、FWジンバをサンカエターノに放出。さらにセルソ・ホッシ監督と確執のあるDFジュニオール・バイアーノ ( 元ブラジル代表 ) をはずすなどして若手主体のチームになった。第15節の対パウメイラス戦で引き分けて以降調子が上がり始めたフラメンゴは、前節に続いて連勝。沈んでいた名門の復活を、カリオカは心待ちにしているはずだ。

 対するポンチ・プレッタにとっては、苦い一日となってしまった。今季のブラジレイロンで初めて、90分を無得点で終えてしまっただけでなく、首位からも陥落してしまった。攻撃陣の調子は全て悪くなかったが、GKジエーゴ ( フラメンゴ ) の度重なるファインセーブに阻まれた。試合後、GKラウロ ( ポンチ・プレッタ ) も「ジエーゴは素晴らしかった」と相手のキーパーを認める発言をしており、この日の敗戦はやむをえなかったと言えよう。

 写真; 前半ロスタイム、この日唯一のゴールを決めたMFジョナタス ( 右から2番目 ) と、ピッチサイドで彼を囲み喜ぶフラメンゴのイレブン。

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