ここは、南米サッカーサイトです。   ブログサイトマップ

Campeonato Brasileiro 2005 〜ブラジル全国選手権〜

2ゴールのテベス、愛娘にキス。 コリンチャンス、ついに首位浮上!
第17節 コリンチャンス 3-0 コリチーバ

 ブラジル全国選手権は、8月3〜4日に第17節が行われた。サンパウロのパカエンブーで行われた コリンチャンス×コリチーバ は、FWカルロス・テベスの2ゴールなどでコリチーバを下したコリンチャンスが順当に勝ち点3を獲得し、ポンチ・プレッタに代わって首位に躍り出た。

 試合は、開始早々の3分にコリンチャンスが先制。MFホージェルのクロスにFWテベスが頭で合わせた。5月29日の対アトレチコ・ミネイロ戦以来のゴールで気を良くしたFWテベスは、23分にも左サイドから鋭いドリブルでゴール前に攻めあがり、この日2点目となるゴールを叩き込んだ。後半は、コリチーバが何度か相手ゴールを脅かす場面も見られたが、FWジョに代わって入ったFWボボーがダメ押しとなるゴールを蹴りこんで、試合をものにした。

 コリンチャンスは、この勝利で早くも今季11勝目をあげた。大型補強で獲得した選手と昨年の主力との連携も、日に日に良くなってきている。MFハビエル・マスチェラーノ ( アルゼンチン代表 ) の加入以降は、前節のサントス戦以外の全ての試合で勝利をおさめている。降格圏内に低迷していた昨年のこの時期とは比較にならないチームになった。前節まで首位を守ってきたポンチ・プレッタが敗れたことから、代わって首位に躍り出たコリンチャンス。現在の好調をどこまで維持できるか、興味深いところである。

 コリチーバは全国選手権1部に長い間属しているパラナー州の名門。1989年初頭にはカズことFW三浦和良 ( 現横浜FC ) が活躍したことでも知られているクラブだ。今季は、任期途中でフラメンゴを解雇された名将クッカ氏を監督に招聘して、安定した力の出せるチームへと変わろうとしている。現時点では首位コリンチャンスに勝ち点差12と離されているだけに、この差を少しでも縮めていきたいところであろう。今、クリチーバではクッカ監督の手腕に大きな期待が寄せられている。

 写真右上; 試合終了後、ピッチ上で愛娘にキスするFWテベス。チームが勝ったときにのみ行われるテベスのこのパフォーマンスは、最近パカエンブーの名物になりつつある。
 写真左下; 2ゴールで勝利に貢献したFWテベス ( 写真左 ) 。ボカ時代の切れ味も戻ってきたようだ。

ブログサイトマップ