Primera Liga Argentina 2005/2006 Apertura 〜アルゼンチン1部リーグ〜 かつてマラドーナU世と呼ばれた両司令塔の直接対決は、ガジャルドに軍配!
前期第3節 リーベル・プレート 2-1 ニューウェルス
アルゼンチン1部リーグは、8月19,21日に 2005-2006 シーズンの前期リーグの第3節が行われた。ブエノスアイレスのエスターディオ・フォルティンで行われた リーベル・プレート×ニューウェルス は、新加入のMFホナタン・サンターナのゴールで終盤に勝ち越したリーベルが試合をものにした。 試合は、22分にDFガブリエル・ロエシュボルが競ったこぼれ球に反応したMFディエーゴ・バラードが無人のゴールに流し込んで、リーベル・プレートが先制。ニューウェルスは、序盤からFWダミアン・ステイネルが何度もシュートを放って相手最終ラインを下げると、そのFWダミアン・ステイネルが前半終了直前の45分に倒されてフリーキックを獲得。これをMFアリエル・オルテガが直接ゴールに突き刺し、1-1 で前半を折り返した。 後半はFWグスターボ・オベルマンが投入されて以降、リーベルが攻め立てた。67分にFWグスターボ・オベルマンが決定的な場面をつくるなど、ニューウェルスを動揺させた。そして迎えた84分、途中出場のMFガストン・フェルナンデスが蹴ったコーナーキックに、MFホナタン・サンターナが反応。終盤で貴重な1点を得たリーベルが、勝ち点3を積み上げた。 リーベル・プレートは前節、格下のヒムナシア・デ・フフイを相手にスコアレスドローと満足のいく結果が得られなかった。早くも得点力不足がささやかれたが、この日はFWオベルマンにMFサンターナと新加入の選手たちが活躍し、周囲の批判を一蹴。勝ち点で首位に並んだ。昨年の“無冠”という屈辱を振り払おうと、今季のリーベルは本気でリーガに臨んでいる。 対するニューウェルスも、開幕2戦を無敗と良好なスタートを切っていたが、この日1敗目を喫してしまった。今季のニューウェルスを牽引するであろう選手は、この日リーベルを脅えさせたFWダミアン・ステイネルと、そして元アルゼンチン代表のMFアリエル・オルテガになるだろう。しかし、すでに開幕しているスダメリカーナと並行してリーガを戦わなければならない点を考慮すると、前期の優勝は少し難しいかもしれない。 その他の試合では、ボカがラヌースと 1-1 で引き分け。首位インデペンディエンテは、3人もの退場者を出したサン・ロレンソを相手に勝ちきれず引き分けた。一方、FWカストロマンを欠いたベレス・サルスフィエールは、ヒムナシア・ラプラータから6点を奪う大勝で、今季初勝利をあげている。
写真右上; 84分、決勝点をマークしたMFホナタン・サンターナに詰め寄るリーベルの選手たち。
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