Primera Liga Argentina 2005/2006 Apertura 〜アルゼンチン1部リーグ〜 シメオネ、今季初ゴールをゲット! ラシン、快勝で開幕3戦無敗。
前期第3節 ラシン・クルブ 3-1 アルセナル
アルゼンチン1部リーグは、8月19,21日に 2005-2006 シーズンの前期リーグの第3節が行われた。ブエノスアイレスはアベジャネーダ地区のエスターディオ・シリンドロで行われた ラシン・クルブ×アルセナル は、MFディエーゴ・パブロ・シメオネの先制ゴールを機に畳みかけたラシンが快勝した。
試合は、32分に元アルゼンチン代表のMFディエーゴ・シメオネがヘディングでゴールを決めてホームのラシンが先制。するとその4分後にはチリに帰化したセルビア人DFミロバン・ミロシェヴィッチが追加点を決めて 2-0 とアルセナルを突き放した。くいさがるアルセナルも39分にMFサンティアーゴ・イルシーが1点を返したが、68分にMFルーベン・カプリア ( ラシン ) に3点目を許して万事休す。ラシンが順当に勝利した。 ラシン・クルブは、今年の年明けにアトレティコ・マドリーからMFディエーゴ・パブロ・シメオネ ( 元アルゼンチン代表 ) を獲得したことで、中盤に安定感が増した。結果、ラシンは先の後期リーグで最後まで上位をキープし、来季のリベルタドーレス出場権を獲得。シメオネが与えた「正 ( プラス ) 」の要素は大きい。そして、この日1ゴール1アシストと活躍した司令塔MFルーベン・カプリアの存在もラシンの強さを支えている。今の彼らは、ボカやリーベルに匹敵する力を備えているのではないか。 アルセナルは、アルゼンチンでは遅い1957年設立のクラブチーム。「イングランドの名門アーセナルのように強いクラブになってほしい」という想いからその名がついたブエノスアイレスの名門である。あのアーセナルと肩を並べるほど強くはないが、昨年の後期は6位と健闘が光った。本気でアーセナルと肩を並べるには、リベルタドーレスやスダメリカーナなどにも常時出場する戦力でなければならないだろう。
写真右上; 先制ゴールを決めて感情を爆発させるMFディエーゴ・パブロ・シメオネ ( ラシン・クルブ / 写真右 ) 。
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