Primera Liga Argentina 2005/2006 Apertura 〜アルゼンチン1部リーグ〜 顔ぶれが変わった新星リーベル、初戦はまずまずの出来。
前期第1節 リーベル・プレート 2-0 ティーロ・フェデラル・デ・ロサーリオ
アルゼンチン1部リーグは、8月6〜7日に 2005-2006 シーズンの前期リーグが開幕。10試合中8試合が行われた。首都ブエノスアイレスのエル・モニュメンタルで行われた リーベル・プレート×ティーロ・フェデラル・デ・ロサーリオ は、リーベル・プレートが初戦を勝利で飾った。
試合は、序盤からリーベルがボールを支配。8分にゴール前に飛び出したMFマルセーロ・ガジャルドがキーパーの逆をついてゴールネットを揺らし、リーベルが先制した。チームの柱であるガジャルドのゴールで俄然勢いづくかに思われたリーベルだったが、その後訪れた数度の決定機はGKホルヘ・ビバルド ( ティーロ・フェデラル ) にシュートを止められる場面が続出していた。1点差のまま、相手に追いつかれるかもしれない不安と格闘しながら迎えた後半ロスタイムに、主砲FWエルネスト・ファリアスのゴールで、トドメを刺したリーベルが試合を制した。 リーベル・プレートは、無冠に終わった昨季の雪辱に燃えるべく、サラス、ディオーゴ、ルチョ、マスチェラーノと主力を大量に放出し、MFアンドレス・サン・マルティンやFWアンドレス・サン・マルティンらを獲得するなどして、チームの若返りを図った。まだリーグが開幕したばかりということもあり、選手同士の連携は依然発展途上ではあるが、それでもガジャルド、ファリアスと主軸が勝利をもたらす仕事をきっちりこなしており、さして問題はないと思われる。何はともあれ、開幕を勝利で終えることができたのだから結果オーライである。有望株が今年も数多く所属する同クラブの未来は、決して暗くない。 ティーロ・フェデラル・デ・ロサーリオは、今季1部昇格を果たしたチーム。昇格後、オリンポからエルナン・ブハンを、そしてエストゥディアンテスからはロドルフォ・アキーノを獲得し、出来る限りの準備を行って試合に臨んだ。結果こそ黒星だったが、リーベルを相手にしても臆することなく何度か決定機を作れていた点は評価できる。目指すは1部残留だというが、もう少し上を狙ってもよさそうだ。 その他の試合では、古豪インデペンディエンテが4ゴールの快勝。古豪のヒムナシア・ラ・プラータも 1-0 でコロンを下している。残りの5試合は、引き分けに終わった。 写真; 8分、先制ゴールを決めたMFマルセーロ・ガジャルド ( 写真中央 ) 。今年のリーベルは、彼抜きにしては語れないシーズンになりそうだ。
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