サントス、レオ・リーマ ( FCポルト ) 、フロンティーニ ( マリーリア ) を獲得。

　FWデイビッジ、そしてFWホビーニョと前線の主力を一挙に２枚手離したサントスが、新たな補強に乗り出した。FCポルトからMFレオ・リーマを、そしてブラジル全国選手権２部のマリーリアからFWフロンティーニを獲得した。この補強は、新星サントスの新たなる第一歩となるのだろうか。

　レオ・リーマことレオナルド・リーマ・ダ・シウバは、1982年生まれの23歳。名門バスコ・ダ・ガマでデビューすると、CSKAソフィア ( ブルガリア ) に移籍。その後、マリティモ ( ポルトガル ) を経て、今年の年明けに名門FCポルトへ移籍した。サントスが彼に期待するのは空中戦といったところになろうか。188cm という高身長を生かし前線でヘディングを狙えるプレイスタイルは、これまでのサントスの攻撃陣にはなかった新しい武器になりそうだ。

　フロンティーニ ( 本名；カルロス・エステバン・フロンティーニ ) は、1981年生まれの24歳。ブエノスアイレス生まれのアルゼンチン人である。昨年からサンパウロ州のマリーリアに移籍すると、FWとして活躍。今季のサンパウロ州選手権では、19試合でチーム最多の10ゴールをマークした。しかし現在進行中のブラジル全国選手権２部では、14試合を終えてわずか１点。FWウェーリントン・アモーリムにポジションを奪われベンチを温める日が続いていた。名門サントスへの移籍は飛躍への大きな転機となりうるか。フロンティーニにとっては正念場でもある。

　フロンティーニは加入早々、第15節の対ポンチ・プレッタ戦に出場。そして、レオ・リーマは、次のクラシコ・パウリスタ 第16節対コリンチャンス戦での出場が濃厚のようだ。果たして、彼らはホビーニョとデイビッジの代役としてふさわしい活躍を見せてくれるだろうか。

　写真；　サントスで行われた入団会見で、親指を立てるMFレオ・リーマ。本人もこの移籍を喜んでいるようだ。