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Campeonato Brasileiro 2005 〜ブラジル全国選手権〜

21世紀のブラジレイロン優勝請負人。デイビッジ、スポルティング・リスボンへ。
2005年 サントスの主力放出 第3弾

 攻撃の軸としてサントスに多大な貢献を果たしてきたFWデイビッジの、スポルティング・リスボン ( ポルトガル ) への移籍が判明した。MFエラーノ、DFレオに続く3人目の主力放出に揺れるサントス。今年は受難の年になりそうだ。

 デイビッジは、バンデルレイ・ルシェンブルゴ監督 ( 現レアル・マドリー ) が太鼓判を押す実力派FW。2002年に名門コリンチャンスで主力に抜擢されると、その年のコリンチャンスを決勝にまで導く活躍を遂げた。( 当時のブラジル全国選手権には、決勝トーナメントが存在した。 )  その翌年には、ルシェンブルゴに引き抜かれ、ビクトール・アリスティサーバル ( 元コロンビア代表 ) とともにクルゼイロの2トップを形勢。クルゼイロぶっちぎりの優勝に大きく貢献した。この活躍でフランスのボルドーに移籍したデイビッジだったが、フランスでは思うような結果を残せず、サントスに貸し出された。すると、そのサントスでもルシェンブルゴの下で大活躍。FWホビーニョとともにサントス優勝の原動力として活躍を遂げた。
 コリンチャンス、クルゼイロ、そしてサントス。いずれもシーズンごとに異なるクラブに所属して、準優勝1回、優勝2回という確固たる実績を残したデイビッジ。彼を、欧州のスカウトマンが見逃すはずがなかった。

 デイビッジの加入によって、スポルティング・リスボンにはDFセーザル・プラーテス、MFホジェーリオ ( 元コリンチャンス ) 、MFファービオ・ホッチェンバック ( 元インテルナシオナウ、バルセロナ ) 、MFマルコス・パウロ、FWマリオ・ジャルデウ ( 元グレーミオ、FCポルト ) 、FWリエジソン ( 元コリンチャンス ) を含め、計7人のブラジル人が所属。スポルティングはブラジリアン・パワーでスーペルリーガ優勝を狙うことになった。

 深刻な事態に陥ったのはサントスである。元ゴイアスのFWソマーリアをサンカエターノから獲得せんと現在交渉中ではあるが、交渉成立のメドは今のところ立っていない。攻撃の確固たる軸を失った今、サントスは新たな攻撃の形を作りなおさなければならなくなった。

 写真; 満を持してポルトガルへと旅立ったFWデイビッジ。彼の離脱は、サントスに暗い影を落とすこと間違いなしである。

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