ここは、南米サッカーサイトです。   ブログサイトマップ

Copa TOYOTA Libertadores 2005 〜コッパ・リベルタドーレス〜

旋風を巻き起こしたメキシコ勢、ここで全滅。パラナエンセが決勝進出!
準決勝 2nd.Leg チーバス・デ・グアダラハーラ 2-2 アトレチコ・パラナエンセ


 コッパ・リベルタドーレスは、6月30日に準決勝 2nd.Leg が行われた。メキシコ・グアダラハーラのエスターディオ・ハリスコで行われた チーバス・デ・グアダラハーラ×アトレチコ・パラナエンセ は、FWリーマの2ゴールで引き分けたアトレチコ・パラナエンセが、クラブ史上初となる決勝進出を果たした。

 試合は、チーバスが前半を支配。積極的な攻めで何度も相手ゴールを脅かした。24分にFWパレンシアのゴールで先制したチーバス。この時点で「ふりだし」まであと2点に迫った彼らは、奇跡の大逆転を信じて攻め続けた。しかし、幾度となく決定的な場面を作るもGKジエーゴの前に追加点を阻まれ続けたチーバスは、徐々に焦り始めていた。
 後半も変わらず攻め続けたチーバスだったが、67分にカウンターからFWリーマにゴールを許すと、その13分後にも再びFWリーマに決められ、万事休す。87分のFWパレンシアの同点ゴールも虚しく、チーバスは準決勝で涙を呑む羽目になった。

 1st.Leg を 0-3 で落としていたチーバス・デ・グアダラハーラは、決勝進出のためには大量得点で以って勝たなければならなかった。そのため、GKサンチェスらコンフェデ杯に出場していた代表選手を中1日でリベルタドーレスに出場させる強硬策までとった。執念では相手を上回っていたが、皮肉にもそれが結果に結びつくことはなかった。準々決勝の対ボカ戦で退場処分になったMFバウティスタの出場停止も、大きなマイナス要因だった。ラ・ボンボネーラで暴れた代償が、あまりにも大きすぎた。
 今季のリベルタドーレスで並居る強豪を次々と蹴落としたメキシコ勢 ( パチューカ、ティグレスUANL、チーバス・デ・グアダラハーラ ) の3者はリベルタドーレスに新たな旋風を巻き起こしたが、いずれも決勝には届かなかった。来年のリベルタドーレスも、メキシコ勢の活躍に期待したい。

 対するアトレチコ・パラナエンセは、GKジエーゴの好守によって大量失点を逃れることに成功。アウェイゴールも奪い、難なく試合を乗り越えた。国内リーグでは9試合0勝と全く勝てず最下位に甘んじているチームが、ついにリベルタドーレスの決勝にまでのぼりつめた。いざ、悲願の南米初制覇へ。アトレチコ・パラナエンセの快進撃は、もう誰にも止めることができないのか。

 サンパウロと争うことになったコッパ・リベルタドーレス決勝は、7月6日に 1st.Leg の幕が上がる。





 写真右上; 願ってもなかった先制点に大喜びのGKジエーゴ ( アトレチコ・パラナエンセ ) 。
 写真左下; アウェイで2点をあげたFWリーマ ( 写真右 ) と、彼に駆け寄るFWアロイージオら。

ブログサイトマップ