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Copa TOYOTA Libertadores 2005 〜コッパ・リベルタドーレス〜

「モルンビー恐るるに足らず」 その言葉の真意は?
アントーニオ・ロペス監督の描く青写真

 悲願のコッパ・リベルタドーレス初優勝を狙うアトレチコ・パラナエンセ。同クラブを率いるアントーニオ・ロペス監督は、決戦本番を前に記者団に次のように語った。

「モルンビーは、ブラジルでも屈指の巨大スタジアムだ。しかも、そこはサンパウロのホームグラウンド。難しい試合になるのも覚悟している。だが、2週間前に敵地ビラ・ベウミーロであのサントスを破ったことで、我々には大きな自信がついた。今の我々にはアウェイを恐れる理由など何もない。当然、モルンビーでも勝ちに行くつもりだ。選手たちにはアウェイでなく「中立地」だと言い聞かせているよ。」

 現在ブラジル全国選手権で最下位に沈んでいるアトレチコ・パラナエンセ。リベルタドーレスで決勝に駒を進めたこと自体が初めてのことなのだが、にもかかわらず、指揮官は自信たっぷりの様子だった。それもそのはず。アントーニオ・ロペス監督は1998年、MFジュニーニョ・ペルナンブカーノらを擁した名門バスコ・ダ・ガマを率いて、その年リベルタドーレスで優勝を飾り、トヨタカップでもレアル・マドリーと対戦した過去を持っているのだ。同氏は7年前の栄光をもう一度歩もうとしている。

 だが、一方でアントーニオ・ロペス監督は
「サンパウロは非常に組織された素晴らしいチームだ。パウロ・アウトゥオーリ監督の意志がチームに浸透している。選手一人一人の能力も素晴らしいし、決して油断はできないだろう。」
と、サンパウロをなめているわけでもないようだ。

 今のアトレチコ・パラナエンセには、絶対的な自信がある。果たして、アントーニオ・ロペスは、自らで描いた青写真を現実に変えることができるのだろうか。

 写真; 記者会見で気高に振舞うアントーニオ・ロペス ( アトレチコ・パラナエンセ監督 ) 。

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