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Copa TOYOTA Libertadores 2005 〜コッパ・リベルタドーレス〜

「3−5−2で攻めに出る」 パウロ・アウトゥオーリ、決戦を前に明言。
12年ぶりの南米制覇を狙うサンパウロの戦略とは?

 1993年以来、12年ぶりのコッパ・リベルタドーレス優勝にあと1勝まで迫ったサンパウロ。同クラブを率いるパウロ・アウトゥオーリ監督は、決戦を前に早くも「3−5−2」のフォーメーションで戦うことを公言した。これは余裕の表れか、それとも相手を霍乱させるための猫だましなのか。

 記者団を前にパウロ・アウトゥオーリ監督は次のように語っている。
「我々には、有能なボランチが2枚ある。MFソウザとMFミネイロだ。モルンビーでの試合で勝利を狙うために、この2人は欠かせない。そして言うまでもなく、左のジュニオールと右のシシーニョの攻撃参加も欠かすわけにはいかない。だが、4バックで両サイドを上げると、センターバックは2枚になる。相手の2トップ ( FWリーマ、FWアロイージオ ) の能力を考えると、4バックでは不安要素が残る。そこで、DFルガーノ、DFファボンに加え、もう一人センターバックを置くことも考えている。つまり、3−5−2のフォーメーションが理想ではないかと思っている。」

 先の 1st.Leg で、サンパウロは4−4−2で前半を戦ったが、自分たちのリズムを作れなかった。だが後半では3−5−2に変更。ジュニオールとシシーニョの2人をDFでなくMFとしてサイドに張らせることで、ピッチを広く使った攻撃が可能になった。この2人は攻撃的になればなるほど持ち味が出る。これこそが最適だとパウロ・アウトゥオーリ監督は判断したようだ。

 地元メディアはこぞって「サンパウロ有利」と報じているが、勝負は水物。どうなるかは全くわからない。元々4−4−2が好きな元ペルー代表監督のパウロ・アウトゥオーリ氏。彼は、本当に3−5−2で臨むのだろうか。

 写真; 南米制覇にあと1勝と迫ったパウロ・アウトゥオーリ監督 ( サンパウロ ) 。

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