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Campeonato Brasileiro 2005 〜ブラジル全国選手権〜

首位独走に黄色信号?! オズワウド・アウバーレス、東京ヴェルディへ。
ポンチ・プレッタ、首位快走の原動力が突然の離脱。

 ブラジル全国選手権で首位を独走中の好調ポンチ・プレッタに激震が走った。同クラブを牽引する知将「バドン」ことオズワウド・アウバーレス氏が、ポンチ・プレッタを退団して東京ヴェルディ1969の監督に就任することが決定したのだ。選手から絶対の信頼を得ていた知将の突然の辞任が、チームにどのような影響を及ぼすのか。ポンチ・プレッタが揺れ始めている。

 先のレアル・マドリーとの親善試合で見事な勝利を飾った東京ヴェルディ1969にとって、弱小クラブを育てることに定評があるバドンの就任は、朗報だ。ましてや、2001年に彼の下で働き18ゴールをあげたFWワシントンにとっては、嬉しい再会になる。FWジウもまた、ブラジル人監督の就任によって出場機会が増えることが期待されるだろう。

 相対するポンチ・プレッタにとって、バドンの離脱は非常に痛い。ポンチ・プレッタは今年、並居る強豪を尻目にチームを首位に牽引。だが、それはオズワウド・アウバーレス氏の名采配なくしてありえなかった真実である。「カンピーナスにバドンあり」と、選手からもファンからも愛された監督だった。
 オズワウド・アウバーレス氏の突然の東京行きに関しては、金銭面によるものが大きいと地元では騒がれているが、その真偽のほどは定かでない。

 後任には、過去にも同クラブを率いていたエステバン・ソアーレス氏の就任が決まっている。同氏は今季サンカエターノで失敗したものの、昨年のパウメイラスでの仕事が評価されたことが、就任の決め手となったようだ。
 首位を走るポンチ・プレッタは、今後も好調を維持できるのか? それは、まだ誰にもわからない。

 写真; 首位を走るポンチ・プレッタを捨てて来日を決めたオズワウド・アウバーレス氏。写真は、ブラジレイロン2部のバイーアを率いていた昨年のもの。

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