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Campeonato Brasileiro 2005 〜ブラジル全国選手権〜

首位快走のポンチ・プレッタ。この勢いは持続するか?
第14節 ポンチ・プレッタ 2-1 フルミネンセ

 ブラジル全国選手権は、7月23〜24日に第14節が行われた。サンパウロ州カンピーナスのモイセス・ルカレッリで行われた ポンチ・プレッタ×フルミネンセ は、終盤MFイザイーアスのゴールで勝ち越したポンチ・プレッタが、首位をがっちりキープした。

 試合は、前半早々、背後から激しいチャージをお見舞いしたMFプレット・カーザグランジ ( フルミネンセ ) が一発レッドで退場になった。しかし、ボランチを失ったフルミネンセのアベル・ブラーガ監督は、何の手も打たず現状維持のままで試合を進め、0-0 で前半を折り返した。
 後半も引き続き後手にまわったフルミネンセは、48分にPKを献上。このPKをFWカエーが落ち着いて蹴りこみ、ついにポンチ・プレッタに先制を許した。だが、ここで退かなかったフルミネンセは、MFベトのパスを受けたFWトゥッタが同点弾を決めて試合を振り出しに戻した。追いつかれたポンチ・プレッタは、その直後にDFアンジェロが2枚目のイエローカードで退場。これで両者は、スコアだけでなく人数も五分の状態になった。
 その後、試合は互角の攻防を展開したが、75分頃からポンチ・プレッタの攻撃にリズムが生まれ、82分にMFイザイーアスが決勝点となるゴールを蹴りこんで、追いすがるフルミネンセを退けた。後半ロスタイムには、MFアンドレ・シウバ ( ポンチ・プレッタ ) も退場処分を受けたが、試合に影響を与えるには至らなかった。

 ポンチ・プレッタは今季、州選手権の不調から一転。全国選手権で現在首位を堅守しつづけている。彼らを率いている“バドン”ことオズワウド・アウバーレス監督の下、勝てる試合のできるチームになっている。選手のネームバリューは昨年以下だが、実力は昨年以上だ。今季の上半期は、このチームの好調がどこまで持続するかが焦点になりそうである。

 対するフルミネンセは、先の州選手権王者に輝き、好調のままブラジレイロンに臨んだクラブ。FWトゥッタ、GKクレーベルなど軸となる選手を固定させているのが、フルミネンセ安定の一因にもなっている。戦力そのものは決して悪くない部類に入るだけに、ここ一番でいかに負けないようなチームになれるかどうかがポイントになるだろう。

 その他の試合では、サンパウロ×サンカエターノのクラシコは、MFカニンデの1点を死守したサンカエターノがモルンビーで勝利。クルゼイロはFWアドリアーノのゴールなどでサントスを下している。また、こちらも好調のインテルナシオナウは、パイサンドゥを下して2位を守った。

 写真; 負けはしたものの、この日もまたゴールを決めたFWトゥッタ ( フルミネンセ / 鼻骨保護を装備 ) 。

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