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Campeonato Brasileiro 2005 〜ブラジル全国選手権〜

リベルタドーレスは目立つが負け? アロイージオにメキシコからオファー。
メキシコ1部リーグのアトラス、アロイージオに興味を抱く

 今季アトレチコ・パラナエンセの攻撃の核となり、リベルタドーレスでも最後の決勝まで活躍したFWアロイージオにオファーが届いた。オファーの主は、メキシコ1部リーグで低迷するアトラスというクラブチーム。アトレチコ・パラナエンセの今季の命運を握る主力は、果たしてメキシコに旅立ってしまうのだろうか。

 アロイージオは、現在30歳。名門フラメンゴでデビューすると、その後、ゴイアスでブレイク。その活躍に興味を持ったフランスのサンテティエンヌに引き抜かれると、パリ・サンジェルマン、さらにロシアのFCルービンにも所属していた経緯を持っている。今季は、FWワシントン ( 現 東京ヴェルディ1969 ) の後釜としてアトレチコ・パラナエンセに移籍すると、相棒のFWリーマとともに同クラブの主力に成長。リベルタドーレスで4ゴールをマークして、チームの準優勝の多大な貢献を果たした。

 そんな彼の活躍に興味を抱いたのが、メキシコのアトラスだった。アトラスは、先の 2004-2005 後期リーグで最下位に沈むなど低迷。すでに、ベレス・サルスフィエール ( アルゼンチン ) からDFフェンテスを獲得する大仕事もやってのけている彼らは、得点力を強化すべくアロイージオに白羽の矢を立てたのである。アトラスの首脳陣がすでにアロイージオの代理人ベベット氏とも接触をしたとの事実もあり、アロイージオのメキシコ行きはにわかに現実味を帯びつつある。
 だが、それをよそに、当のアロイージオ本人は 「私は今のところメキシコに行くことに興味はない。アトレチコ・パラナエンセは私にとってベストのクラブだし、今季はアトレチコ・パラナエンセのためにプレイするつもりだ」 と、メキシコ行きには否定的な発言をしている。しかし、アトラス側は今後も代理人ベベット氏に接触を続けていくらしく、この話がどのような展開をみせるかは不透明だ。

 リベルタドーレスにおける躍進は、クラブやサポーターにとって、そして選手たちにとっても誇らしい経歴になる。だが、その活躍も度が過ぎると、世界中のクラブから狙われてしまう。リベルタドーレスは、目立つが負け…というわけではないが。

 写真; メキシコからオファーが届いたFWアロイージオ ( アトレチコ・パラナエンセ ) 。写真は、リベルタドーレス準決勝でゴールを決めた直後の様子。

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