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Campeonato Brasileiro 2005 〜ブラジル全国選手権〜

実力拮抗の好ゲーム。 ゴイアスがインテルナシオナウを振り切る。
第13節 インテルナシオナウ 2-3 ゴイアス

 ブラジル全国選手権は、7月20〜21日に第13節が行われた。ヒオ・グランジ・ド・スウ州ポルト・アレグレのエスタジオ・ベイラ・ヒオで行われた インテルナシオナウ×ゴイアス は、必死で食い下がる好調インテルを振り切ったゴイアスが、アウェイで貴重な勝ち点3を獲得した。

 試合は、開始早々の6分にゴイアスがフリーキックを得ると、DFパウロ・バイエルのクロスにDFアンドレ・レオーニが合わせて先制した。ゴイアスはさらに21分にもFWホメーリットとFWホニーの連携プレイで追加点をあげ、アウェイで2点のリードを得た。単独首位を狙うインテルナシオナウは、後半になると前よりの戦術でゴールを狙いにいった。61分にFWイアルレイがGKアルレイと接触し倒されたシーンにPKが与えられないという不運もあったが、めげなかったインテルナシオナウは63分、MFジョルジ・ワグネールのコーナーキックからのルーズボールにFWイアルレイが反応して1点を返すと、70分にはMFジョルジ・ワグネールのアーリークロスの瞬間、相手守備陣の裏へ抜け出したFWハファエウ・ソービスがヘッドでゴールネットに流し込み、2-2 の同点に追いついた。両者せめぎ合いの好ゲームは、72分にFWホメーリットが鋭いシュートで決勝点をあげ、試合をものにした。

 安定感のあるチームとして知られるインテルナシオナウは、ここ数年はスダメリカーナでも好成績をあげるなど、南米でも一目置かれる存在になっている。昨年は、フランスのリヨンでも活躍しているFWニウマールや、新潟加入前のFWオゼアスを擁して、安定した戦いぶりを披露していた。彼らの離脱後もFWハファエウ・ソービス、FWフェルナンドンなど台頭してきた若手が結果を出しており、懸念材料はとくにない。この日は敗れたものの、インテルは上位争いを演じつづけそうな気がする。

 一方、アウェイで貴重な勝ち点を獲得したゴイアスもまた、インテルナシオナウと同様安定したチームである。今季は昨年のチーム得点王であるFWアレックス・ジーアスをバスコ・ダ・ガマに放出したが、それでも戦力を低下させることなく今季も好調を持続している。FWホドリーゴ・タバタを2列目に下げて、FWホニー、FWホメーリットの [ Ro-Roコンビ ] で着実に勝ち点を積み上げているゴイアスもまた、今季のブラジレイロンをにぎわす存在になりそうだ。

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