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Campeonato Brasileiro 2005 〜ブラジル全国選手権〜

生まれ変わったパウメイラス、レオン新政権は最高の船出。
第13節 フィゲイレンセ 1-4 パウメイラス

 ブラジル全国選手権は、7月20〜21日に第13節が行われた。ヒオ・グランジ・ド・スウ州フロリアノポーリスのオルランド・スカルペッリで行われた フィゲイレンセ×パウメイラス は、レオン新監督の下パウメイラスが4点を奪う快勝で、上々のスタートを切った。

 先制したのは、ホームのフィゲイレンセ。9分に右サイドを駆け上がったDFマルキーニョス・パラナーがキーパーの逆をつく低い弾道のシュートで先制点を叩き出した。しかし27分にフリーキックをDFネンが頭で押し込んで、パウメイラスが試合をふりだしに戻すと、その10分後にはFWマルシーニョが今季9点目となるゴールで逆転に成功。後半、試合の主導権を握ったパウメイラスは、59分にMFヘイナウドが追加点をあげると、80分にはFWマルシーニョのクロスにFWペドリーニョが合わせて、試合を決定づけた。

 フィゲイレンセは今ひとつ波に乗れず、今季は下位に低迷している。全国選手権開幕前には、元ブラジル代表のFWエジムンド ( 元東京ヴェルディ1969 ) を獲得して戦力補強を行ったが、頼みのエジムンドは今現在まだチームにフィットしていない状態である。この敗戦で最下位に転落したフィゲイレンセの近未来は、2部降格を視野に入れた瀬戸際の戦いを強いられそうだ。昨年のグレーミオのような早期降格確定だけは避けたいに違いない。

 対するパウメイラスは、エメルソン・レオン新監督の船出を勝利で飾ることができた。。先のコリンチャンス戦で退場処分となったDFバイアーノの穴を埋めるべく、右サイドバックにセンターバックのネンを起用し、左サイドには中盤が本職のコヘーアを起用。そして、2試合の出場停止だったMFジュニーニョ・パウリスタも戦列復帰によりスタメン出場を果たした。これらが功を奏し、攻守ともに安定感が増したパウメイラス。課題だった守備力強化で、レオン新監督は上位を狙いにいくはずだ。

 写真; 37分、逆転弾を叩き込んだFWマルシーニョ ( パウメイラス ) 。

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