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Primera Liga Argentina 2004/2005 Clausura 〜アルゼンチン1部リーグ〜

最終節で貴重な勝ち点3。リーベル、来季リベルタドーレス出場へ。
後期第19節 リーベル・プレート 1-0 ウラカン

 アルゼンチン1部リーグは、7月3〜4日に 2004-2005 シーズンの後期最終節が行われた。ブエノスアイレスのエル・モニュメンタルで行われた リーベル・プレート×ウラカン は、DFカルロス・ディオーゴの1点を守りきったリーベルが、最終節で貴重な勝ち点3を獲得。前後期の合計勝ち点で争っていたラシン、ロサーリオ・セントラルを上回り、瀬戸際で来季のリベルタドーレス出場権をものにした。

 試合は、両者とも攻め手を欠く展開になった。ゴール前にボールを運ぶも点につながらないもどかしい場面もいくつかあった。試合が動いたのは後半開始早々の48分。上がっていたDFカルロス・ディオーゴが得意の左足を振り抜き、ボールをジャストミート。彼のシュートがゴールネットを揺らした唯一の瞬間だった。試合はそのままタイプアップ。ここ数試合リーグで勝ち星から遠ざかっていたリーベルは、是が非でも勝たなければならないこの試合で、勝ち点3を得ることに成功した。

 リーベルは、DFアメーリを除けばほぼベストといえる布陣で試合に臨んだ。先週のリベルタドーレスで失意の準決勝敗退に追い込まれた彼らに、もう国内リーグで主力を温存する理由などなかった。シーズン終了後の移籍が濃厚となっているMFハビエル・マスチェラーノとMFルイス・ゴンサーレスは、エル・モニュメンタルでファンに最後の勇姿を披露した。
 第10節以来、実に9試合ぶりの勝利を飾ったリーベルだが、この後期リーグを通じて浮き彫りになったのは、リーベルの主力とサブとで実力に相当の開きがあるという点だ。今季のボカのような失墜を防ぐために、選手層を厚くするのが重要なポイントになるだろう。

 その他の試合では、2位ラシンがサン・ロレンソがサン・ロレンソを相手にまさかの敗戦。互いにリベルタドーレス出場権を争った注目の エストゥディアンテス×ロサーリオ・セントラル は 1-1 で勝ち点を分け合い、ともに勝ち点31で後期を終えた。また、前期優勝のニューウェルスはインデペンディエンテと引き分け、14位で後期を終えている。また アルマーフロ×ボカの一戦は、アルマーフロの2部落ちに対する不満が爆発したファンが、後半65分にピッチになだれ込んだため、試合途中で中止を余儀なくされた。

 写真; 48分。待望の先制ゴールをあげたDFカルロス・ディオーゴ ( 写真中央 ) を囲むMFマルセーロ・ガジャルド ( 10番 ) らイレブン。

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