ここは、南米サッカーサイトです。   ブログサイトマップ

Copa TOYOTA Libertadores 2005 〜コッパ・リベルタドーレス〜

優勝へ視界良好! リーベル、接戦をものにして2年連続のベスト4進出。 
準々決勝 2nd.Leg リーベル・プレート 3-2 バンフィエール

 コッパ・リベルタドーレスは、6月16日に準々決勝 2nd.Leg が行われた。ブエノスアイレスのエル・モニュメンタルで行われた リーベル・プレート×バンフィエール は、3-2 でリーベル・プレートが勝利。この結果、2試合合計 4-3 でリーベル・プレートの準決勝進出が決まった。

 試合は、序盤から両者の意地がぶつかり合うすさまじい攻防が始まった。意地で上回っていたリーベルが、12分に最初の決定機を作った。左サイドでボールを受けたMFマルセーロ・ガジャルドが思い切ったシュートを放ったが、ボールは枠から大きく逸れた。惜しくもゴールに結びつかなかったものの、リーベルは29分にFWエルネスト・ファリアスの先制弾で形勢有利に立った。エル・モニュメンタルの大歓声を力に変えたリーベルはその4分後に、またしてもFWエルネスト・ファリアスが追加点を叩き出した。
 しかしながら、2点のビハインドにも冷静だったバンフィエールは、35分にFWダニエル・ビロスが1点を返し、反撃に転じかけた。だが、そのわずか1分後に、バンフィエールはその出鼻をくじかれた。リーベルは、MFビクトール・サパータがキーパーの逆をつくシュートで追加点をあげ、再びリードを2点差に広げたのであった。前半の出来事ながら、このゴールが事実上の決勝点となり、リーベル・プレートがベスト4へと駒を進めた。

 リーベル・プレートは、コンフェデ杯に主力を引き抜かれることなく、ほぼベストメンバーで試合に臨むことができた。不安視されていたMFルイス・ゴンサーレス、MFハビエル・マスチェラーノの2人をクラブに残せたことで、普段通りの戦いができたという点が何よりも大きかった。さらに、リベルタドーレスに備えて年明けに獲得したFWファリアスが2ゴールと大活躍。最終ラインに目立った不安もなく、中盤も磐石な同クラブには穴が見当たらない。この勝利でリーベルは、9年ぶりの南米制覇へ向けた着実な一歩を踏み出した。

 対するバンフィエールは、前節を 1-1 で引き分けていたため、たとえ勝てなくとも2点以上で引き分けた場合もアウェイゴールの差で勝ち抜けられる可能性をもっていた。国内リーグでも上位につけるバンフィエールは、中盤で細かくパスをつなぐ戦術で、幾度となくゴール前へと攻め上がるシーンも見られた。ビロス、バリーホと前線がゴールをあげたにもかかわらず、あと1点に泣くハメになってしまった。

 五分五分と囁かれた試合で勝利を勝ち取ったリーベルの次なる相手は、ブラジルの名門サンパウロ。おそらくリベルタドーレス最大の見所になるであろう、リーベル×サンパウロという大一番。その 1st.Leg は、6月22日に行われる。

 写真; キーパーの逆をとるグラウンダーのシュートで決勝弾をマークしたMFビクトール・サパータ ( リーベル / 写真左 ) 。

ブログサイトマップ