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Copa TOYOTA Libertadores 2005 〜コッパ・リベルタドーレス〜

世界一フリーキックのうまいキーパー、2ゴールで勝利に貢献!
準々決勝 1st.Leg サンパウロ 4-0 ティグレスUANL

 コッパ・リベルタドーレスは、6月1日に準々決勝 1st.Leg が行われた。サンパウロ州サンパウロのモルンビーで行われた サンパウロ×ティグレスUANL は、GKホジェーリオ・セーニの2ゴールなどで4点を奪ったサンパウロが、2年連続の準決勝進出に王手をかけた。

 サンパウロのワンサイドゲームだった。試合は、序盤からDFジュニオール、DFシシーニョの両サイドが積極的なオーバーラップで、ティグレスを追い込むと、30分にGKホジェーリオ・セーニのPKで先制。その9分後にはDFシシーニョのクロスをFWルイゾンが点で合わせてリードを2点に広げた。後半も終始主導権を握っていたサンパウロは、58分にFWジエーゴ・タルデッリがペナルティエリア内でファウルを受けPKを獲得。これを、またもGKホジェーリオ・セーニが決めて勝負あり。61分にもMFソウザの追加点で、ティグレスにつけいる隙も与えない見事な完勝だった。

 サンパウロには昨年、FWルイス・ファビアーノという絶対的なセンターフォワードが、右サイドにはMFグスターボ・ネーリがいた。FWルイス・ファビアーノの8ゴールで昨年のサンパウロはベスト4まで勝ち上がった。そして今年もまた、ベスト4まであとひとつと迫っている。昨年以上の成績を目指すサンパウロが目指す先は、優勝の2文字だ。

 片や、ティグレスUANLは、小刻みなパスワークを軸に相手を翻弄する戦術を軸に、リベルタドーレスを勝ち上がってきた。決勝トーナメント1回戦では難敵パチューカをも下し、チームには確固たる勢いがあったはずだった。しかし、この試合ではその勢いも小刻みなパスワークも鳴りを潜めてしまい、自分たちのサッカーができなかった。アウェイで1点もとれなかったことを考慮すると、ティグレスの準決勝進出は夢に終わりそうである。

 次節 2nd.Leg は、6月16日。メキシコはモンテレイのエスターディオ・ウニベルシターリオで行われる。

 写真; キーパーとは思えないほど、キックの精度が高いGKホジェーリオ・セーニ。2ゴールをあげ、“攻撃”で勝利に貢献した。

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