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Copa TOYOTA Libertadores 2005 〜コッパ・リベルタドーレス〜

クリチーバに歓喜の雄叫び! アトレチコ・パラナエンセ、決勝に王手。
準決勝 1st.Leg アトレチコ・パラナエンセ 3-0 チーバス・デ・グアダラハーラ

 コッパ・リベルタドーレスは、6月23日に準決勝 1st.Leg が行われた。ブラジルはパラナー州の州都クリチーバにあるアレーナ・ダ・バイシャーダで行われた アトレチコ・パラナエンセ×チーバス・デ・グアダラハーラ は、サポーターの大歓声を背にアトレチコ・パラナエンセが快勝をおさめた。

 ダークホース同士の対決となった同試合は、序盤からアトレチコ・パラナエンセが試合の主導権を握り、何度も攻めあがるシーンが見られた。しかし、チーバス・デ・グアダラアーラも決してひるむことなく、積極果敢にゴールを狙いにいった。白熱の攻防が展開される中で、先制点を奪取したのは、ホームのアトレチコ・パラナエンセだった。22分、MFアンドレ・ホッシャのクロスに、FWアロイージオが頭で合わせてのゴールだった。
 この1点でふっきれたアトレチコ・パラナエンセは、43分にもFWアロイージオが倒されて得たフリーキックを、MFフェルナンジーニョが決めてリードを広げると、78分には中盤でボールを受けたMFファブリッシオが鮮やかなミドルシュートを突き刺してトドメを刺した。相手の気持ちを削ぐに充分な、素晴らしいゴールだった。

 アトレチコ・パラナエンセは、ブラジル全国選手権を昨年2位と好成績ながら、今季は勝ち点2と1勝もできず最下位に沈んでいる。21世紀に入って以来、最悪の時期にある。主力を引き抜かれた以上、当然と言えば当然なのかもしれないが、そんな状況下であるからこそ、リベルタドーレスでここまで勝ちあがったことには、何やら神がかり的なものを感じずにはいられない。アトレチコ・パラナエンセの可能性に今、南米中の注目が集まっている。

 対するチーバス・デ・グアダラハーラは、先週退場になったMFバウティスタの穴を埋め切れなかった。中盤で安定感を出せず、そこをアトレチコ・パラナエンセらに攻め込まれてしまった。だが、形勢不利ながらも、FWパレンシアらが随所に良いプレイを見せていたチーバス。ボカを相手に 4-0 で大勝したホームでの次節を、彼らは再現することができるのだろうか。

 次節、2nd.Leg は、6月30日にエスターディオ・ウニベルシターリオで行われる。次節、大勝が絶対条件のチーバス・デ・グアダラハーラにとっては、是が非でもゴールを量産しなければならない。

 写真右上; 22分に先制ゴールを決めたFWアロイージオ ( 写真中央 / アトレチコ・パラナエンセ ) 。
 写真左下; 43分、追加点となるPKを決めたMFフェルナンジーニョ ( 写真左 / アトレチコ・パラナエンセ ) 。

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