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Campeonato Brasileiro 2005 〜ブラジル全国選手権〜

マルシーニョ、ハットトリックでバスコ・ダ・ガマを撃沈。
第8節 パウメイラス 5-2 バスコ・ダ・ガマ

 ブラジル全国選手権は、6月18〜19日に第8節が行われた。サンパウロのパルケ・アンタルチカで行われた パウメイラス×バスコ・ダ・ガマ は、FWマルシーニョのハットトリックなどでゴールを量産したパウメイラスが、勝ち点3を得た。

 試合は、壮絶なゴールラッシュになった。先制したのは、バスコ・ダ・ガマ。19分、コーナーキックをFWホマーリオがボレーで合わせてパウメイラスの出鼻をくじいた。前半攻めあぐねていたパウメイラスは、後半早々にMFクリスチャンを下げ、FWペドリーニョを投入。そのペドリーニョが59分に同点弾を決めると、その直後からFWマルシーニョのゴールラッシュがスタート。63分にゴールを決めると、80分には24mの位置から右足で鮮やかなフリーキックを決める。さらにその2分後にもゴールを決めたFWマルシーニョは、わずか20分間でハットトリックを達成した。後半ロスタイムにもDFコヘーアのダメ押しゴールで、パウメイラスはここ最近の不調を払拭する快勝をファンに見せつけた。

 パウメイラスは今年、サンパウロ州選手権で失速すると、悪い流れを断ち切れずリベルタドーレスでも敗退を余儀なくされるなど、リズムに乗れていない状態が続いていた。ジュニーニョ・パウリスタ、マルシーニョなど有能な選手を獲得したところで、その状況は思うようには変わらなかった。スタンドにも空席が目立つなど、早くもサポーターに見放された感のあるパウメイラスだが、この日は個々が素晴らしい動きを見せていた。

 対するバスコ・ダ・ガマは、アレックス・ジーアス、ホマーリオという豪華な前線を揃え、8試合で11ゴールをマークするなど、攻撃に関しては可もなく不可もなくであるが、いかんせん失点が現在17 ( パイサンドゥと並んでリーグ最多失点 ) と非常に多すぎるのが問題だ。肝心の最終ラインの顔ぶれが試合ごとに変わるなど、守備の主軸を決めることができていない。この日の敗戦で18位に落ちたバスコが今後上位に進出するために必要な措置が、守備力の向上であることに異論はないだろう。

 その他の試合では、コリンチャンスがアウェイでブラジリエンセを破って、4位に浮上。フルミネンセは 3-0 で好調のインテルナシオナウを下し快勝。首位のボタフォゴが、リベルタドーレスのために主力を大量温存したサンパウロを相手に敗れたものの、かろうじて首位を堅守している。

 写真右上; 82分、ハットトリックを達成したFWマルシーニョ。元サンカエターノのエースの実力は、やはり本物だった。
 写真左下; 19分、先制点をマークしたFWホマーリオ。チームは負けたものの、彼自身は2ゴールをマークして得点ランキングに食い込んできた。

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