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Campeonato Brasileiro 2005 〜ブラジル全国選手権〜

譲れない上位同士のせめぎ合い。ジオバンニ復帰戦は 1-1 のエンパテ。
第7節 サントス 1-1 フルミネンセ

 ブラジル全国選手権は、6月11〜12日に第7節が行われた。サントスのビラ・ベウミーロで行われた サントス×フルミネンセ の上位対決は、両者ともに決定力を欠き、引き分けに終わった。

 試合は、ホームの利を生かしたサントスが前半19分にFWデイビッジのゴールで先制。このところ活躍著しいMFボービオからのラストパスに抜け出した見事なゴールだった。これでリードを奪ったサントスだったが、試合の主導権を握るには至らず、フルミネンセに攻め入れられる場面もしばしば見られた。そして前半ロスタイムに再び試合が動いた。思い通りに得点を決められないサントスの裏を突いたフルミネンセが、前半ロスタイムにPKを獲得。これをFWトゥッタが決めて同点で前半を折り返した。後半は両者ともベンチ入りの選手を投入したが、試合の流れを変えるには至らず、そのまま 1-1 でタイムアップを迎えた。

 サントスは、この時期かつてない苦境に立たされている。チームの出来は昨年と大きな違いもなく、順調に勝ち点を積み上げる姿がある。しかしこれからドイツで行われる FIFAコンフェデレーションズカップに備え、カルロス・アウベルト・パヘイラ監督は、DFレオとFWホビーニョを代表に召集。サントスにとって要とも言える二人を引き抜かれたサントスは、チャンスメイクの数も激減し、決定機を作り出すまでには至らなかった。まもなく再開されるリベルタドーレスでも、この「人事異動」は大きな影響を及ぼすに違いない。

 対するフルミネンセは、ホビーニョのいぬ間に勝ち点3をもぎとっておきたかったところだった。ここ最近好調を維持しているMFハダーメスを軸に、FWトゥッタ、ホドリーゴ・チウイの二人を前線に置いた布陣は、時折決定的なシーンを演出していた。後半途中には3トップに変更するなど、アウェイでも勝利を狙いにいったフルミネンセだったが、あと1点が遠く、勝ち点1に終わった。

 写真; エースのFWホビーニョを欠きながらもゴールを叩き出したFWデイビッジ ( サントス ) 。

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