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Primera Liga Argentina 2004/2005 〜アルゼンチン1部リーグ〜

ベレス、余裕のクラウスーラ制覇! 来季のリベルタドーレス出場も確定。
後期第18節 ベレス・サルスフィエール 3-0 エストゥディアンテス

 アルゼンチン1部リーグは、6月25〜26日に 2004-2005 シーズンの後期第18節が行われた。ブエノスアイレスのエスターディオ・フォルティンで行われた ベレス・サルスフィエール×エストゥディアンテス は、3-0 でベレス・サルスフィエールが快勝。同時刻に2位のラシン・クルブが敗戦を喫した結果、最終節を待たずしてベレス・サルスフィエールの優勝が決定した。

 試合は、優勝に王手をかけたベレス・サルスフィエールの一方的な展開になった。序盤からボールを支配したベレスは、18分にDFファビアン・クベーロの先制弾を皮切りに、22分FWローランド・サラーテ、28分FWルーカス・マルティン・カストロマンとわずか10分ほどの間に3点を奪い、前半で勝負を決めた。エストゥディアンテスの単調な攻撃をそつなく封じこめたベレスは、そのまま 3-0 で勝利をおさめた。
 これで3位エストゥディアンテスに優勝の望みが消え、さらに同時刻他会場の バンフィエール×ラシン・クルブ 戦で2位のラシンが 0-1 で惜敗したことによりラシンにも優勝の可能性が潰えた結果、ベレス・サルスフィエールが 2004-2005 シーズンの後期リーグ ( クラウスーラ ) の王者に輝いた。

 同シーズンの前期を2位で終えたベレス・サルスフィエールは、この後期リーグを第3節まで1分2敗と最悪のスタートを切っていた。だが、第4節アウェイの対ラヌース戦で初勝利をあげると、チームは一気に波にのり、第13節には単独首位に浮上。以後、宿敵のリーベル、エストゥディアンテス、ラシン・クルブ、ロサーリオ・セントラルらにその座を明け渡すこともなく、終わってみれば余裕の優勝だった。

 ベレスの快進撃を支えたのは、「ロリー」の愛称をもつFWローランド・サラーテと、イタリア・セリエAから古巣に戻ってきたFWルーカス・マルティン・カストロマンという、前線の二人だった。カストロマンが持ち前のドリブルで相手を翻弄すれば、ロリーは高さとポジショニングの良さでチームに貢献。MFレアンドロ・グラシアンを加えたこの3人は、18試合で19ゴールを叩き出した。1試合平均1.05点以上という安定した攻撃力が、ベレス優勝の最大要因であるのは間違いない。

 その他の試合では、ロサーリオ・セントラルが 3-0 でリーベルに快勝。黄金時代の終焉を迎えたボカは、キルメスとスコアレスドローに終わっている。インデペンディエンテ×アルセナル 戦は、延期になっている。

 これで、2006年のリベルタドーレスには、前期優勝のニューウェルスと後期優勝のベレスの2者が出場権を獲得。残りの出場枠2つを獲得できる可能性があるのは、エストゥディアンテス、ラシン、リーベル、ロサーリオ・セントラルの4チームに絞られた。

 写真; 愛するチームの優勝に沸きあがるベレスのサポーター。この日、エスターディオ・フォルティンでは「カンペオーネ」の大合唱がこだましていた。

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