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Primera Liga Argentina 2004/2005 〜アルゼンチン1部リーグ〜

南米大陸の文化発祥ラ・プラータ川を望む…クラシコはヒムナシアに軍配!
後期第16節 ヒムナシア・ラ・プラータ 4-1 エストゥディアンテス

 アルゼンチン1部リーグは、6月11〜12日に 2004-2005 シーズンの後期第16節が行われた。ラ・プラータのエスターディオ・エル・ボスケで行われた「クラシコ・デ・ラ・プラータ」 ヒムナシア・ラ・プラータ×エストゥディアンテス は、FWクラウディオ・エンリアの2ゴールなどでヒムナシアが2位エストゥディアンテスを蹴散らした。

 ことアルゼンチンではブエノスアイレスのエル・スーペルクラシコ ( リーベル×ボカ の対決 ) に大きな注目が集まるが、それ以外でもクラシコは、やはり特別なものである。言わずもがな、ラ・プラータ市内の名門同士の対決も“見逃せないクラシコ”のひとつなのだ。そのクラシコで、歓喜と栄光と手にしたのはヒムナシアだった。
 試合は、ホームのヒムナシアの一方的な展開になった。9分、コーナーキックに頭で合わせたFWクラウディオ・エンリアのゴールで先制したヒムナシアは、その後も攻撃の手を緩めず、37分にDFマルセーロ・ホウスが追加点をあげると、後半開始早々には再びFWクラウディオ・エンリアがゴールを叩き込んで、3-0 とエストゥディアンテスを突き放した。後半ロスタイムにもFWゴンサーロ・バルガスのゴールでトドメを刺したヒムナシア。終わってみれば余裕の完勝だった。

 中堅どころのヒムナシア・ラ・プラータは、今季もまた優勝争いにこそ加われていないが、チームのレベルに見合っただけの勝ち点を重ねることに関しては、抜け目がない。そして、ユースの育成にも定評のあるヒムナシアからは、スキルの高い選手が台頭している。今年は、FWクラウディオ・エンリアがその一人であろう。

 後期で現在2位のエストゥディアンテス・ラ・プラータは、クラシコという重要な試合で、ふがいない姿をさらしてしまった。イレブン間での意思の疎通がうまくいかず、パスミスなどを連発。得点ランキングトップのFWマリアーノ・パボーネも、この日は精彩を欠く散々な結果に終わった。残り試合もあとわずかというところで、勝ち点を取れなかったのは非常に痛い。

 その他の試合では、首位ベレス・サルスフィエールと3位ラシンが揃って負けるなど上位が足踏みした一方で、リーガ絶不調のボカを破ったアルセナルが3位に浮上。ウラカンを下したバンフィエールも5位に浮上した。一方でリーガを諦めたリーベルとボカは、それぞれ引き分け、惨敗と苦しい結果に終わっている。
 後期も残り3試合。優勝争いは、実質5位バンフィエールまでに絞られてきた。

 写真; 50分。この日2点目をあげたFWクラウディオ・エンリア ( 写真中央 ) 。エル・ボスケには割れんばかりの歓声が轟いた。

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