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FIFA World Cup 2006 〜FIFAワールドカップ2006南米予選〜

エクアドル産スパイダーマン、交通事故により志半ばで死去。
エクアドル代表FWオティリーノ・テノーリオ、突然の死亡事故。

 エクアドルの国民に大きな悲しみが降り注いだ。エクアドル代表で、過去にアル・ナスル ( サウジアラビア ) でもプレイしたこともあったFWオティリーノ・テノーリオが、5月7日、交通事故に遭い、まもなく死亡した。

 享年25、あまりにも若すぎる突然の死だった。テノーリオは、帰省すべく故郷のグアヤーキルに車で向かう途中に、高速道路で大型トラックと正面衝突してしまったという。テノーリオの運転していた普通乗用車は、バンパーが変形し、フロントガラスは大破。テノーリオ自身も全身に強い衝撃を受け、トラックと運転席との間に押しつぶされてしまったことによる、ショック死が直接の原因とのこと。
 この衝撃的な事故を受け、エクアドルでは5月7〜8日の国内リーグの試合前に、黙祷を捧げた。また、エクアドルサッカー協会は、テノーリオの死を悔やみ、彼が代表で身につけていた「14番」を永久欠番にするかもしれない意向を示している。

 テノーリオは、ゴールを決めると、決まってスパイダーマンのマスクをかぶるパフォーマンスを披露。その独特なキャラクターからサポーターにも深く愛されていた選手だった。現在、エクアドル代表は、W杯南米予選でアルゼンチン、ブラジルに次ぐ3位と大健闘。おそらく、ドイツ行きの切符を手に入れられるであろうエクアドル。エクアドル代表はW杯出場を狙うべく、来月アルゼンチンと対戦する。悲願のW杯出場を目前にして、志も半ばで死去したテノーリオの想いを胸に、エクアドルは前に進まなければならない. エクアドルにとって辛い現実が突きつけられた。

 写真; 今回のW杯南米予選でも代表に名を連ねていたエクアドル代表FWオティリーノ・テノーリオ ( 享年25 ) 。

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