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Copa TOYOTA Libertadores 2005 〜コッパ・リベルタドーレス〜

連覇を目論む王者の強運。オンセ・カルダス、土壇場で決勝トーナメント進出決定!
グループリーグ第5節 グループ7 サン・ロレンソ 0-1 オンセ・カルダス

 コッパ・リベルタドーレスは、5月5日にグループ7の第6節が行われた。ブエノスアイレスのエスターディオ・ペドロ・ビデハインで行われた サン・ロレンソ×オンセ・カルダス は、ビアファーラの1点を守りきった昨年王者のオンセ・カルダスがグループリーグを突破した。

 試合は、MFエルキン・ソトら中盤の押し上げもなく、オンセ・カルダスが守備的だったことから、サン・ロレンソがゲームをコントロールしていた。それでもオンセ・カルダスは、サン・ロレンソの厚い攻撃をことごとく防ぐと、43分に訪れたワンチャンスをモノにした。MFジョン・ビアファーラの先制ゴールは、まさに昨年の決勝を思わせる展開だった。彼らの守備ラインは後半に入っても崩れることはなく、オンセ・カルダスは最後の最後で勝ち点3をもぎとった。

 主導権を完全に相手に握られ、何度もピンチを迎えながらも、持ち前の堅い守備でゴールを割らせないお得意の「カテナチオ」が今季も健在のオンセ・カルダスは、第5節終了現在では3位だった。最終節は2位のコブレーロアと直接対決でなかったため、オンセ・カルダスのグループリーグ突破は「他力本願」でしかなかったのだ。同日に行われた2位コブレーロアが首位チーバス・デ・グアダラハーラに敗れたため、土壇場で勝ち点を1上回ったオンセ・カルダスが、2年連続で決勝トーナメント進出を決定したのであった。不利な状況においてもグループリーグ突破にこぎつけるあたりは、王者ならではの運があるとしか言いようがない。

 対するサン・ロレンソは、2005年に入って以降、極端に調子を崩している。国内リーグでも現在18位とふるわない不調ぶりを、リベルタドーレスでもひきずってしまった形となった。3分3敗…1勝もできずにグループリーグ敗退が決まったサン・ロレンソ。残る国内リーグ数試合でどこまで順位を上げられるかが、焦点になりそうだ。

 この結果、グループ7は、チーバス・デ・グアダラハーラ ( メキシコ ) と、オンセ・カルダス ( コロンビア ) の2チームの勝ち抜けが決まった。
 決勝トーナメント1回戦は、5月18日に 1st.Leg が行われる。

 写真; 43分、貴重な決勝点をマークしたMFビアファーラ ( オンセ・カルダス / 写真右 ) 。

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