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Campeonato Brasileiro 2005 〜ブラジル全国選手権〜

昨年とは一味違う今年のボタフォゴ。クラシコも制して開幕3連勝!
第3節 バスコ・ダ・ガマ 0-1 ボタフォゴ

 ブラジル全国選手権は、5月7〜8日に第3節が行われた。リオ・デ・ジャネイロのサン・ジャヌアーリオで行われた「クラシコ・カリオカ」 バスコ・ダ・ガマ×ボタフォゴ は、FWアレックス・アウベスのあげた1点を守りきったボタフォゴが、クラシコを制して見事開幕3連勝を飾った。

 長い歴史と伝統を持つ両者の対決は、序盤は静かな立ち上がりをみせた。それは、MFコウチーニョ ( バスコ ) 、MFジョニウソン ( ボタフォゴ ) とそれぞれのボランチが攻撃参加を控え、自陣で守備に徹していたことからして明らかだった。前半は互いに牽制し合ったまま 0-0 でハーフタイムを迎えた。
 試合が動いたのは後半だった。MFジョルジーニョ・パウリスタ ( バスコ ) と交錯したMFハモン ( ボタフォゴ ) が左足を負傷して退場した59分、グスモン監督 ( ボタフォゴ ) はMFグラウベルをピッチに投入。このグラウベルが左のスペースに出したボールを、MFアウミールが折り返したところにFWアレックス・アウベスが飛び込んで、64分にボタフォゴが先制した。

 試合を決めたのは、昨年バスコ・ダ・ガマの前線を牽引していたFWアレックス・アウベス ( ボタフォゴ ) だった。クラシコで古巣にきつい恩返しをしたアレックス・アウベスは試合後、お世話になったバスコに敬意を表しながらも、クラシコでのゴールを素直に喜んでいた。この勝利で開幕から3連勝とチームも絶好調。今年のボタフォゴは、降格ラインで苦しんでいた昨年とは一味違った顔を見せてくれている。

 敗れたバスコ・ダ・ガマには運がなかった。後半に勝負をかけたバスコ・ダ・ガマは、FWアレックス・アウベスのシュートがゴールポストに嫌われるなど、1点が非常に遠かった。最後まであきらめずに攻め上がったが、後半ロスタイムのFWホマーリオのシュートも枠を大きく逸れるなどしてチャンスをものにできなかった。試合内容は決して悪くなかっただけに、非常に悔やまれる敗戦になってしまった。

 その他の試合では、フルミネンセが 2-1 でクルゼイロを破って開幕3連勝。フラメンゴを破ったインテルナシオナウは、今季初勝利で最下位を脱出した。また昇格組のブラジリエンセは、アトレチコ・ミネイロを相手に勝ち点3をもぎとっている。

 写真; クラシコに勝利し、イレブンとともに喜びを爆発させるパウロ・セーザル・グスモン監督 ( ボタフォゴ / 写真中央 ) 。

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