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Primera Liga Argentina 2004/2005 〜アルゼンチン1部リーグ〜

鬼軍曹は今も健在! ラシン、シメオネの決勝弾で勝ち点でリーベルに並ぶ。
後期第13節 エストゥディアンテス 0-1 サン・ロレンソ

 アルゼンチン1部リーグは、5月15日に 2004-2005 シーズンの後期第13節が行われた。ラ・プラータのエスターディオ・ホルヘ・ルイス・イルスチで行われた エストゥディアンテス×サン・ロレンソ は、後期18位と低迷中のサン・ロレンソが首位のエストゥディアンテスを相手に大金星をあげた。

 試合は、サン・ロレンソの堅守が目立つ接戦になった。一糸乱れぬ好ゲームに、首位エストゥディアンテス自慢の攻撃陣も成す術を見出せないまま、前半を終了した。互いのボランチが勝利に対する執念を見せ、どちらも得点をあげることはできなかった。後半に入って攻勢に出たのは、サン・ロレンソだった。ガブリエル・ロドリゲス監督の指示で攻勢に出たサン・ロレンソは、MFジョナサン・サンターナのゴールで52分に先制すると、ホームで絶対の強さを誇るエストゥディアンテスの攻撃陣に付け入る隙を与えなかった。アウェイながら相手に主導権を握られることのなかったサン・ロレンソは、その後も失点を許さず勝ち点3を手中にした。

 ホームのエストゥディアンテスは、リーベルやボカをも抑えて首位を堅守してきた。ロサーリオ・セントラルを抜き、そしてリーベルをも抜いたエストゥディアンテスには確かな“力”が備わっていると思われていた。国内メディアの大方の予想でも、エストゥディアンテスには大きな期待が寄せられていた。その期待に応えたはずのエストゥディアンテスだったが、わずか3週間で首位陥落の憂き目に遭ってしまった。優勝に輝いて栄えあるリベルタドーレスの来季出場権も狙っているはずのエストゥディアンテスだが、それもまた風前の灯火だ。わずか2敗での首位陥落。代わって首位に浮上したのは、ベレス・サルスルフィエール。アルゼンチンリーグは、まだまだ先が読めない。

 その他の試合では、連覇を狙うリーベルがラヌースを相手に 1-1 のドロー。代わって2位のベレス・サルスフィエールが首位に浮上した。そしてキルメスを破ったラシンもベレスと同じ勝ち点26につけている。また、リベルタドーレス勝ち上がり同志の対決となった バンフィエール×ボカ は、この日も敗れて順位を12位にまで落としている。

 写真; 首位エストゥディアンテスを相手に互角の死闘を演じたサン・ロレンソ。

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