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Primera Liga Argentina 2004/2005 〜アルゼンチン1部リーグ〜

鬼軍曹は今も健在! ラシン、シメオネの決勝弾で勝ち点でリーベルに並ぶ。
後期第12節 ロサーリオ・セントラル 0-2 ラシン・クルブ

 アルゼンチン1部リーグは、5月6〜8日に 2004-2005 シーズンの後期第12節が行われた。ロサーリオのエスターディオ・エル・ヒハンテ・デ・アロジートで行われた ロサーリオ・セントラル×ラシン・クルブ は、シメオネのゴールなどでラシンが勝ち点3を獲得。3位タイに浮上した。

 試合は、アウェイながら勝利への意欲で上回ったラシンが、序盤からロサーリオを圧倒した。2分にFWマルセーロ・ゲレーロがあわや先制という絶好機を作り出すと、その勢いをそのままに、6分FWリサンドロ・ロペスが鋭いシュートを突き刺してラシン・クルブが先制点をマークした。その後は何度もロサーリオに決定的な場面を作りだされたが、後半も68分にゴール前の混戦からMFシメオネがゴールネットを揺らして勝負をものにした。

 ロサーリオ・セントラルは、この後期、第7節までは首位を走っていた。現在は4位と甘んじていたが、この試合で勝ち点3を得られれば、リーベルを抜いて3位に浮上できたはずだった。だが、この日は頼みのFWパブロ・ビッティーがラシン守備陣に完全に封じ込まれてしまい、何度も訪れたゴールチャンスをモノにするまでには至らなかった。この敗戦で、ラシンにも抜かれ5位転落の憂き目に遭ったロサーリオ・セントラル。来年のリベルタドーレス出場権に赤信号が灯ってしまった。

 一方で、貴重な勝ち点を得たラシンは、ついにリーベルに追いつき、順位も3位タイにつけた。前期では10位と決して好調とは言えなかったが、MFシメオネの加入が功を奏したのか、後期では素晴らしい戦いぶりを見せている。インテル、ラツィオ、アトレティコ・マドリー、そしてW杯と数々の修羅場をくぐり抜けてきた百戦錬磨のベテランがいるだけで、チームはこうも変わるということを、ラシンは証明してくれている。

 その他の試合では、首位のエストゥディアンテスがラヌースとスコアレスドローに終わった。2位リーベルは破れ3位に転落したため、代わってウラカンを下したベレス・サルスフィエールが2位に浮上した。また、今季全く調子の出ないボカは、アルヘンティノスを相手にホームで 1-2 で敗れている。

 写真; 68分、勝利を呼び込む決勝点をマークしたMFシメオネ ( ラシン / 写真右 ) 。

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