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Primera Liga Argentina 2004/2005 〜アルゼンチン1部リーグ〜

これは悪夢か幻か?! 前期王者を相手にリーベル守備陣崩壊…
後期第11節 バンフィエール 3-2 ボカ・ジュニオールス

 アルゼンチン1部リーグは、4月29〜30日に 2004-2005 シーズンの後期第11節が行われた。ブエノスアイレスのエスターディオ・フローレンシオ・ソーラで行われた「クラシコ」 バンフィエール×ボカ・ジュニオールス は、バンフィエールがボカの猛攻をしのいで貴重な勝ち点3を手にした。

 最初に先制したのは、アウェイのボカだった。開始直後の2分、セットプレーからDFローランド・スキアービが頭で合わせて先制。しかしその直後の5分には、MFヘースス・ダトーロ ( バンフィエール ) がゴール前に飛び込んで同点弾を叩き込んだ。わずか10分で、互いがゴールを奪ったことで、点の取り合いが予想されたが、前半はそれ以上のゴールは生まれなかった。
 後半に入った途端、試合が大きく動いた。4分に、FWアントーニオ・バリーホ ( バンフィエール ) のゴールで逆転に成功したバンフィエールは、その3分後にもMFエステバン・ブハンが決勝弾を叩き込んで、勝利を自分たちのほうへと呼び寄せた。負けたくないボカは、2点差とされた直後にMFアンドレス・グリエルミンピエトロが1点を返すも、あと1及ばず、敗れ去った。

 バンフィエールは、国内リーグでこそ振るわないものの、今季のリベルタドーレスを2位につけ、グループリーグ突破間近というところまできている。その勢いが、今節ではリーグ戦でも反映された形となった。FWアントーニオ・バリーホを中心とした攻撃もここ最近威力を増してきている。強豪ボカを相手に、ホームアドバンテージを生かしての逆転勝利は、この先のリーグ戦においても大きな力になるに違いない。

 対するボカは、FWテベス ( 現コリンチャンス ) の抜けた穴を埋めきれないまま、ついに第11節まできてしまった。今現在、リベルタドーレス敗退の憂き目には合っていないものの、決して優勝最有力候補というわけでもない。リーグ戦で思い通りの結果を残せなければ、来季リベルタドーレスの出場権を失いかねない状況にあり、残り試合を全て勝つつもりで臨まなければならなくなった。21世紀に入ってしばらくの間続いていたボカの黄金時代が、静かに終わりを迎えようとしている。

 その他の試合では、2位リーベルがラヌースを相手に 1-1 のドロー。首位エストゥディアンテスは、絶好調FWパボーネの2ゴールなどでアルマーフロを一蹴し、首位をキープしている。

 写真; バンフィエールに3点目を奪われ、愕然とするボカの選手たち。

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