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FIFA World Cup 2006 〜FIFAワールドカップ2006南米予選〜

難所はセンテナーリオにあり。 セレソン、またしてもウルグアイに勝てず。
第13節 ウルグアイ 1-1 ブラジル

 2006W杯の南米予選は、3月29〜30日に第13節が行われた。ウルグアイの首都モンテビデオにあるエスターディオ・センテナーリオで行われた ウルグアイ×ブラジル は、1-1 のドロー。モンテビデオではかれこれ29年間勝てていないセレソン、不名誉な記録の更新は確実である。

 試合は、闘志むき出しのウルグアイがセレソンと互角の攻防を演出。とくに、セレソンの不安な守備陣に怖がることなく臨んだFWフォルランとFWサラジェッタの2トップは、何度か決定的なチャンスを作り出した。英雄レコバ不在でもウルグアイの攻撃は鋭さを備えていた。試合が動いたのは後半。49分にFWフォルランの先制弾でウルグアイが先制した。セレソンにとって、ボルテージが最高潮に達したセンテナーリオほど嫌な環境はなかった。67分にセットプレイからMFエメルソンのゴールで同点に追いついたものの、この日のセレソンには世界王者の片鱗はさほど感じられなかった。

 首位アルゼンチンを勝ち点差2で追いかける2位ブラジルは、前節ペルー戦で国内中から揶揄されたアドリアーノ不在の前線の得点力不足を払拭すべく、ホナウジーニョ・ガウーショを中盤に下げてFWヒカルド・オリベイラを先発で起用した。言うまでもなく勝ちにいったわけだが、この試合が行われた場所はモンテビデオのエスターディオ・センテナーリオ。1976年の親善試合以来、一度も勝てた試しのない難所であった。セレソンは、どうやら勝ちにいく場所を間違えたようだった。

 この引き分けでブラジルは、順位こそ2位のままではあるが、また一歩首位が遠のいた。首位アルゼンチンとの勝ち点差は4に開き、3位エクアドルとの勝ち点も4と、世界王者の名にそぐわない中途半端な位置にある。
 6月に行われる次の南米予選では、ラプラータ川の強豪との2連戦を控えているセレソン。ホナウドの調子も最悪とあれば、「ホビーニョ」コールの音量がさらに大きくなることは必至である。

 次節、第14節は 6月4日。 ブラジルは、ホームで4位パラグアイと対戦する。

 写真; 浮上のきっかけをつかもうと必死のFWホナウドのドリブルを、ファウル覚悟で止めに入るウルグアイ代表DFディエーゴ・ルガーノ ( サンパウロ所属 ) 。

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