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Campeonato Mineiro 2005 〜ミナス・ジェライス州選手権〜

イパチンガ、困惑の一人舞台。勝利の女神も運もなし…
決勝 1st.Leg イパチンガ 1-1 クルゼイロ

 ミナス・ジェライス州選手権は、4月10日に決勝 1st.Leg が行われた。同州のイパチンガにあるイパチンゴンで行われた イパチンガ×クルゼイロ は、クルゼイロがラッキーな引き分けに持ち込んだ。

 試合は15分にイパチンガが攻勢に出たが、大舞台の勢いに呑まれてみすみす機会を逃した。対するクルゼイロも、MFマルドナードが前線に飛び出してシュートを放つもGKホドリーゴ・ポッソ ( イパチンガ ) すなど、あまりいいところがなかった。
 後半開始早々、MFジオーゴ ( クルゼイロ ) が右膝負傷でベンチに下がるなど、良いリズムを作れなかったクルゼイロに対して、格下のイパチンガが先制ゴールをマークした。54分にFWワウテールがクルゼイロ守備陣を翻弄すると、最後はFWカヌーが押し込んだ。このゴールで自信が湧いてきたイパチンガは、その後も果敢に追加点を狙おうと積極的に攻めあがっていた。

 だが、そんなイパチンガの思うようには転ばなかった。80分、右サイドバックのマウリーニョ ( クルゼイロ ) がゴール前にあげたクロスを、FWフレッジが胸トラップからボレーシュート。そのボールは枠を逸れていたが、とっさにカバーに入ったDFカルレスの足に当たって枠内に転がっていった。先制しておきながら、イパチンガはみすみす勝利を逃してしまった。

 クルゼイロは、4年連続の州選手権制覇へ向けて視界良好となった。この日はさして良いサッカーはできず敗色濃厚の様相を呈していたが、思わぬ得点で運良くドローに持ち込んだ。運は形なきものであり、決して断定などできないが、現在幸運なのはクルゼイロのようだ。

 写真; 2nd.Leg でのゴールに意欲を見せるFWフレッジ ( クルゼイロ ) 。

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