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Campeonato Brasileiro 2005 〜ブラジル全国選手権〜

チッチ新監督、初陣で白星! アトレチコ・ミネイロ、開幕で首位に。
第1節 アトレチコ・ミネイロ 4-1 フィゲイレンセ

 ブラジル全国選手権は、4月23日に開幕。各地で熱戦が行われた。ミナス・ジェライス州の州都ベロ・オリゾンチのミネイロンで行われた アトレチコ・ミネイロ×フィゲイレンセ は、攻撃陣が大爆発したアトレチコ・ミネイロが幸先の良いスタートを切った。

 最終節の12月まで約7ヶ月におよぶリーグの開幕に勝てるか否かは、そのクラブのシーズンそのものを左右するもの。その開幕戦をホームで戦えるアトレチコ・ミネイロには、大観衆という強力なアドバンテージがあった。25分、MFプリエットのインターセプトから速攻をしかけたアトレチコ・ミネイロは、MFアタリーバのゴールで先制。しかし38分に、MFホドリーゴ ( フィゲイレンセ ) がペナルティエリアの外から鮮やかなミドルシュートを叩き込み、フィゲイレンセが同点に追いつく。前半は互角の攻防を演じていた。。
 勝負の行方は終盤に渦巻いていた。49分のFWファービオ・ジュニオール ( アトレチコ・ミネイロ ) のシュートは、GKエジソン・バストス ( フィゲイレンセ ) に阻まれたが、後半も早々に決定機を作り出していたアトレチコ・ミネイロ。80分にFWエウレールが己のシュートのこぼれ球を自分で処理して勝ち越しに成功すると、その1分後にはMFホドリーゴ・ファーブリが決めて3点目。さらに88分には、GKエジソン・バストスを交わしたFWファービオ・ジュニオールが無人のゴールにボールを流し込んで、試合を決定づけた。内容は互角だったが、結果はアトレチコ・ミネイロの圧勝となった。

 昨シーズン、降格圏内をさまよい勝つことを忘れていたアトレチコ・ミネイロは、すっかり自信を取り戻していた。その自信をもたらしたのはチッチ監督だった。昨年も下位に低迷していたコリンチャンスを5位に押し上げるなど、ブラジル国内でもその手腕が高く評価されている監督であるチッチ。MFジウベルト・シウバ ( 現アーセナル ) 放出以後、強さを失っていたアトレチコ・ミネイロだが、今年は大いに期待できそうである。


 その他の試合では、昨年のブラジレイロン王者サントスは、好調FWデイビッジの2ゴールなどで 4-1 とパイサンドゥを一蹴。クラシコ・パウリスタとなったサンカエターノ×パウメイラスは、 2-2 のドローに終わった。また、昨年2位のアトレチコ・パラナエンセが、ポンチ・プレッタを相手に 0-1 で敗れるという波乱も起きている。

 写真; 4点目を決めたFWファービオ・ジュニオールを祝福するFWエウレールとMFホドリーゴ・ファーブリ。

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