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Campeonato Brasileiro 2005 〜ブラジル全国選手権〜

ブラジル最高峰の熱戦、ついに開幕。フルミネンセが白星スタート!
第1節 フルミネンセ 2-1 サンパウロ

 ブラジルの国内リーグ最高峰の戦いである「ブラジル全国選手権」の2005シーズンは、4月23日に開幕。各地で熱戦が行われた。リオ・デ・ジャネイロのマラカナンで行われた フルミネンセ×サンパウロ は、FWトゥッタの2ゴールでフルミネンセが開幕戦を白星で飾った。

 開幕戦からいきなりの好カードだった。今季のリオ・デ・ジャネイロ州王者とサンパウロ州王者とが激突したのである。カンペオーネ同士の対決を観ようと、マラカナンには 26.219 人が足を運んだ。試合は、中盤でのパスミスが目立ったサンパウロの不安定なリズムにつけこんだフルミネンセが、前半28分にGKホジェーリオ・セーニ ( サンパウロ ) の逆をつくシュートを放ったFWトゥッタのゴールで、フルミネンセが先制点をあげた。先制弾で勢いづいたフルミネンセは、76分にもFWトゥッタがこの日2点目となるゴールをあげて、サンパウロを突き放した。追いすがるサンパウロは、80分にDFエジカルロスに代わって入ったMFソウザが1点を返したものの、時すでに遅し。フルミネンセが初戦をものにした。

 フルミネンセは、MFフェリッピが故障などで長期離脱を強いられている中、現存の戦力で積極的に勝利を狙いにいった。試合中、光っていたのは、元サントスのMFプレット・カーザグランジとDFガブリエウ。そして、FWトゥッタだった。とくにFWトゥッタは、開幕戦で早くも2ゴールをあげて、好調さをアピール。今年はFWホマーリオ、FWエジムンドと、ベテランが抜けたものの、昨年以上の堅実さが出てきている。テクニシャン揃いのリオ州を制したその実力が伊達じゃないことを証明してみせた試合になった。

 対するサンパウロも、サンパウロ州選手権で優勝を飾ったばかりの王者だった。この日も、州選手権当時、質の高さをみせた3−5−2で試合に臨んだものの、頼みの両サイド攻撃が封じられるなど、ベストメンバーで臨んだにもかかわらず、決定機を作り出せなかった。サンパウロにとって最もマイナスとなっているのが、名将エメルソン・レオンの離脱であることは明らかであり、後任のミウトン・クルス監督の元、いかにして好調を取り戻すかが今後注目されるところであろう。

 早くも、注目対決が見られた今年のブラジル全国選手権。最後に笑うのはいったいどのクラブなのか…。

 写真; 76分、いきなり2点目をあげたFWトゥッタ ( フルミネンセ ) が、チームの勝利を確信して喜ぶ。

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