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Campeonato Brasileiro 2005 〜ブラジル全国選手権〜

世紀を股にかけた“元祖”アニマウに贈る、CBFからの最後のプレゼント。
国際親善試合の代表メンバーに、ホマーリオが選出

 ロベルト・バッジョと壮絶な死闘を演じた11年前の英雄が、再びセレソンのユニフォームに袖を通すことが明らかになった。ブラジル代表のカルロス・アウベルト・パヘイラ監督は、4月27日に行われる予定の国際親善試合 ( 対グアテマラ戦 ) の代表メンバーを発表した。そこには、あのFWホマーリオの名前があった。

GK
マルコス  ( パウメイラス )
ホジェーリオ・セニ  ( サンパウロ )

DF
シシーニョ  ( サンパウロ )
グスターボ・ネーリ  ( コリンチャンス )
ガブリエウ  ( フルミネンセ )
レオ  ( サントス )
アンデルソン  ( コリンチャンス )
レオナルド  ( サントス )
ファビアノ・エレール  ( フルミネンセ )
グラウベル  ( パウメイラス )

MF
マルシーニョ  ( サンカエターノ )
ヒカルジーニョ  ( サントス )
ミネイロ  ( サンパウロ )
マグロン  ( パウメイラス )
フェルナンジーニョ  ( アトレチコ・パラナエンセ )
ジョスエ  ( サンパウロ )
カルロス・アウベルト  ( コリンチャンス )
ホージェル  ( コリンチャンス )

FW
ホビーニョ  ( サントス )
フレッジ  ( クルゼイロ )
フェルナンドン  ( インテルナショナウ )
グラフィッチ  ( サンパウロ )
ホマーリオ  ( バスコ・ダ・ガマ )

 その日は、FIFAが選定するAマッチ開催日ではないため、選手を代表に送るか否かという決定権がクラブチーム側にあるため、残念ながらベストメンバーを集めることはできなかったセレソン。結果、普段セレソンでは見られない国内組を中心とした構成になった。

 注目すべきは、やはりFWホマーリオ ( バスコ・ダ・ガマ ) であろう。長年代表から遠ざかっていた現在39歳のホマーリオにとって、この試合が事実上の『代表引退試合』になることは確実。選ばれた当の本人は報道陣の取材に対して、「代 表に別れを告げる舞台を与えてくれたCBFのヒカルド・テイシェイラ会長、パ ヘイラ監督に感謝している。94年に優勝した時のようにプレーしたい。」と、強い意気込みを語った。
 あるときは、審判に失礼極まりない暴言を吐き、あるときは相手チームのサポーターに中指を立て、あるときは罵声を浴びせた自分のサポーターに暴行を加え、あるときは王様ペレに対して「口に靴をつっこんでろ!」と発言するなど、世紀を股にかけた傍若無人ぶりでも有名だった元祖「アニマウ」も、この知らせを受けたときは、穏やかな表情をしていたという。 ( 「アニマウ」のあだ名では、他にFWエジムンド も、あてはまる。 )

 今回の代表メンバーは以下の通り。あわよくば、ホビーニョ&ホマーリオという新旧ドリブラー夢の共演もありえそうだ。

 写真; カナリア色のホマーリオを見れば、11年前の栄光の記憶が鮮明に蘇る。

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