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Campeonato Paulista 2005 〜サンパウロ州選手権〜

あの天才ファンタジスタ、満を持して凱旋!
ジュニーニョ・パウリスタ、パウメイラスに入団。

 今季のサンパウロ州選手権で中位に低迷しているパウメイラスが、MFジュニーニョ・パウリスタを獲得したことが公式に発表された。パウメイラスは浮上のきっかけを、「天才」と呼ばれたファンタジスタに託すことになった。

 ジュニーニョ・パウリスタは、1973年生まれの32歳。持って生まれたセンスとテクニックが光る「ファンタジスタ」であり、若くして世界中から注目を浴びてきた。1993年のトヨタカップ ( 当時サンパウロ所属 ) や1997年のブラジル・ワールドツアー、そして2002年のW杯でも来日しており、日本のサッカーファンにも馴染みの深い選手である。

 1995年にミドルズブラ ( イングランド ) に移籍して以降、アトレティコ・マドリー ( スペイン ) を経て、そしてセルティック ( スコットランド ) と、海外でのプレイが多いジュニーニョだが、2000年夏からの2年間は、母国ブラジルでプレイしていた。その当時、2000年に所属したバスコ・ダ・ガマでチームメイトだった、もう一人のジュニーニョ ( MFジュニーニョ・ペルナンブカーノ ) と区別するために、サンパウロ州出身という意味の「パウリスタ」が登録名につくようになった。
 今回のパウメイラス移籍について、ジュニーニョ・パウリスタは次のようにコメントしている。

 セルティックでの選手生活は、決して無駄ってわけじゃなかったよ。ぼくもスコットランドのやり方に合わせようと努力もしたから。でも不完全燃焼の状態が続いててね…早く別の国に行きたいと思うことが多くなったんだ。結局ぼくはスコットランドのフットボールには合わなかったんだと思う。
 そんなとき、パウメイラスからオファーが届いたんだ。自分の出身地でもあるサンパウロ州で再びプレイできると考えると、素直に嬉しいよ。欧州でもあと1〜2年はプレイしていたかったけど、母国に帰ることが最良の選択かな?と思って、移籍を決めたんだ。

 ジュニーニョ・パウリスタを獲得したパウメイラスの意図は、言うまでもなくリベルタドーレスにある。現在グループ4の首位を走るパウメイラスだが、グループリーグ突破が最終目標ではない。あくまで6年ぶりの優勝を目指している。そんな彼らにとって、とてつもなく大きな戦力補強となったことは言わずもがなであろう。

 リベルタドーレスで、そしてブラジル全国選手権で、再び「天才」が活躍する日は近い。

 写真; 契約にサインをして、パウメイラスの緑色のユニフォームに袖を通したMFジュニーニョ・パウリスタ。

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