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Campeonato Carioca 2005 〜リオ・デ・ジャネイロ州選手権〜

英雄はまだ死なず。 ホマーリオ、マラカナンに舞う。
後期第2節 バスコ・ダ・ガマ 2-1 フルミネンセ

 リオ・デ・ジャネイロ州選手権は、2月26,27日に後期リオ杯の第3節が行われた。聖地マラカナンで行われた バスコ・ダ・ガマ×フルミネンセ の「クラシコ」は、バスコ・ダ・ガマがフルミネンセを振り切って勝利を飾った。

 バスコは、開幕戦でマドゥレイラと引き分けていた。FWホマーリオらを擁しながらの引き分けに不安も生まれつつあったが、ホーム扱いとなったマラカナンで、バスコは蘇った。序盤から攻めていたバスコは、8分にペナルティエリアに侵入したMFマルコンからパスを受けたFWアレックス・ジーアスが、GKクレーベル ( フルミネンセ ) の脇を抜けるシュートを決めて先制した
 先制で勢いにのったバスコは、22分にもFWアレックス・ジーアスのパスをFWホマーリオがシュート。主審エジウソン・ソアーレス・ダ・シウバ氏によってノーゴールの判定となるも、鮮やかなシュートにマラカナンは湧いた。FWホマーリオは、後半開始直後の48分にもディフェンス・ラインの裏に抜け出してシュートを放つと、これもまたゴールネットを揺らした。今度はゴールが認められ、期待の2トップのアベック・ゴールにクラシコはおおいに盛り上がった。このリードを最後まで守りきったバスコ。ジョエル・サンターナ監督も、試合終了後には満足げな表情を浮かべていた。

 対するフルミネンセは、73分に右に流れていたMFフェリッピがあげた鋭いクロスをFWトゥッタが押し込んだ場面以外では、とくにいいところがなかった。MFプレット・カーザグランジを欠いている現時点では、バスコを相手にこれが精一杯の努力だったようである。FWホマーリオやMFホージェルなどが抜けて、昨年とは全く違うチームになっているフルミネンセ。前期グアナバーラ杯でも格下に苦杯を舐めさせられており、後期は落とせない試合が続くと思われる。

 この勝利で、バスコは1勝1分と開幕を無敗でスタートしているが、順位は3位に甘んじている。首位は開幕連勝を飾っているフリブルゲンセとボタフォゴ。前期で“停電”の憂き目に合った両者が、頂上で仲良く勝ち点を分け合っている。

 写真; 48分、決勝点となるゴールを決めたFWホマーリオ。

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