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Copa TOYOTA Libertadores 2005 〜コッパ・リベルタドーレス〜

パチューカ、グループリーグ突破につながる大きな1勝。
グループリーグ第3節 グループ8 パチューカ 3-1 ボカ・ジュニオールス

 コッパ・リベルタドーレスは、3月16日にグループ8の第3節が行われた。メキシコはパチューカにあるエスターディオ・イダルゴで行われた パチューカ×ボカ・ジュニオールス は、試合の主導権を握ったパチューカが大一番で貴重な白星をあげた。

 ホームの大観衆に見守られる中、パチューカはFWネルソン・クエーバスとFWファン・カルロス・カーチョを2トップに据えて臨んだ。クエーバスの豊富な運動量は今年も健在で、昨年の「エル・スーペルクラシコ」のときと同じようにボカの最終ラインをかき回していた。試合が動いたのは37分、そのクエーバスとの連携からFWファン・カルロス・カーチョが決めてパチューカが先制。後半に入ると50分にMFカシーニ ( ボカ ) のオウンゴールで点差を2点に広げ、さらにロスタイムにはDFアルベルト・ロドリゲスがダメ押しとなる追加点をあげて、ボカに付け入る隙を与えなかった。
 この勝利でパチューカは、通算成績を2勝1敗として、勝ち点6の首位に躍り出た。だが、第4〜5節にアウェイ戦が控えており、現時点では安心できない状況にある。しかしながら、今のパチューカにはどこにも劣らない「勢い」がある。

 アウェイのボカは、明らかに「長旅」の疲れに泣かされていた。ブエノスアイレス〜メキシコシティ間は飛行機でも約8時間を要す。連戦のさなか、赤道を越えて移動しなければならないため、選手の疲労は移動のみでも充分蓄積されてしまうわけだ。 ( ちなみに、次節のボカ×パチューカ戦では、パチューカが同様の憂き目に合うわけだが… )  そのせいか、ボールの受け渡しがスムーズにいかないなど、リズムをつかめないまま悪戦苦闘してしまったのである。
 2点差にされた直後の54分にFWギジェルモ・バロシュケロットのゴールで反撃ののろしをあげるかに思われたが、85分にDFトラベルソが2枚目のイエローカードをもらって退場。後味の悪い敗戦となってしまった。
 国内リーグでも12位と今ひとつ波に乗り切れていないボカ。テベスを放出した今年は、昨年のような活躍を見込むのは難しいと思われる。

 写真; MFディエーゴ・カーニャ ( ボカ ) のマンマークを背にボールをコントロールするMFディエーゴ・リベーロ ( パチューカ;写真手前 ) 。

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