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Copa TOYOTA Libertadores 2005 〜コッパ・リベルタドーレス〜

モルンビーはまさに「聖地」。今年も不敗神話を更新中。
グループリーグ第2節 グループ3 サンパウロ 4-2 ウニベルシダー・デ・チリ

 コッパ・リベルタドーレスは、3月9日にグループ3の第2節が行われた。モルンビーで行われた サンパウロ×ウニベルシダー・デ・チリ は、今年絶好調のサンパウロが接戦を制してグループ3の首位に躍り出た。

 公式発表で41,852人が訪れたモルンビーでは、白熱の死闘が繰り広げられた。ホームのサンパウロが開始早々の2分にDFディエーゴ・ルガーノのヘッドで先制するやいなや、その4分後にはFWジオイーノが決めてウニベルシダー・デ・チリが同点に追いついた。
 20分にセットプレイのチャンスを得たサンパウロは、GKホジェーリオ・セーニが得意のフリーキックを直接決めて再びリードを奪った。だが、38分にまたもFWジオイーノ ( ウニベルシダー・デ・チリ ) が同点弾を決める。すると前半ロスタイムに今度はMFシシーニョがゴールネットを揺らして、サンパウロがリードを三度奪った。
 前半はシーソーゲームの様相を呈していたが、次にゴールネットを揺らしたのはウニベルシダー・デ・チリではなく、サンパウロだった。64分にFWグラフィッチが追加点を叩き込んでリードを2点差にすると、試合は徐々に落ち着いていった。後半はシーソーゲームとはならなかった。

 リベルタドーレスにおけるサンパウロは、ホームで負けないという自信を胸に堂々と試合に臨んでいるようだった。サンパウロがモルンビーで最後に敗れたのは、1987年5月8日の対コロコロ ( チリ ) 戦。実に17年以上もモルンビーでは負けていないのだ。仮にこれが今年の5月まで続けば、モルンビー不敗神話は19年目に突入することになる。リベルタドーレスに限れば、モルンビーはサンパウロにとって、まさに聖地と言えるだろう。

 今年は州選手権でも好調を維持し、首位を堅守しているサンパウロ。昨年ベスト4を超える成績を、今年のリベルタドーレスで残す可能性は決して低くない。

 写真; 得意の右足でフリーキックを直接決めたGKホジェーリオ・セーニ。

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