第15節　サンパウロ　3-1　サント・アンドレ

　サンパウロ州選手権は、3月26日に第15節が行われた。モルンビーで行われた サンパウロ×サント・アンドレ は、FWジエーゴ・タルデッリの２ゴールなどで首位のサンパウロが快勝。しかし、同日に２位のサントスも勝ち点３を得たため、サンパウロの優勝は次節以降に持ち越しとなった。

　リベルタドーレス出場同士となったこの対決は、4分にFWグラフィッチのシュートを最後はFWジエーゴ・タルデッリが押し込んでサンパウロが先制。42分にPKをGKホジェーリオ・セーニが確実に決めると、52分にはFWジエーゴ・タルデッリがこの日２点目となるゴールを決めて、サント・アンドレの息の根を止めた。

　２位サントス、３位コリンチャンスもそれぞれ勝ち点３を積み上げたため、サンパウロの州選手権優勝は次節以降に持ち越された。だが、ここからサンパウロは残り4試合で１勝すれば、２位以下の成績に関係なく優勝が確定する。次節のポルトゥゲーザ戦で勝ち点３を得ることができれば、その次の節のサントス線を楽に臨めるだけに、サンパウロにとっては次節が大きな山場となりそうだ。

　対するサント・アンドレは、一人気を吐いている点取り屋のFWサンドロ・ガウーショを除くと、ここ最近調子が下降線をたどっている。リベルタドーレスでつまづいた悪い流れを断ち切れないまま州選手権に臨んでいるようで、ここ数試合では結果も思わしくない。昨年のコッパ・ド・ブラジル優勝で得た自信を無にしないためにも、目の前の試練をひとつひとつこなしていくしかない。

　その他の試合では、２位サントスがFWデイビッジのゴールでインテル・ジ・リメイラに辛勝。３位コリンチャンスは、MFロシネイの２ゴールなどでウニオン・バルバレンセを 3-1 で下している。また、パウメイラス、サンカエターノら、ブラジレイロン１部勢もそれぞれ勝利をおさめた。

　写真；　この日２ゴールのFWジエーゴ・タルデッリ ( サンパウロ ) は、得点ランキング堂々の首位を走っている。