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Campeonato Carioca 2005 〜リオ・デ・ジャネイロ州選手権〜

好セーブ連発のGKジェフェルソン、勝利に大きく貢献。
後期リオ杯 第5節 マドゥレイラ 1-2 ボタフォゴ

 リオ・デ・ジャネイロ州選手権は、3月19〜20日に後期リオ杯の第5節が行われた。マドゥレイラ市内のエスタジオ・フア・コンセリェイロ・ガウボンで行われた マドゥレイラ 1-2 ボタフォゴ は、GKジェフェルソンの大活躍でボタフォゴが逆転勝ちに成功した。

 試合は、34分にMFビクトール・ボレッタのフリーキックで先制したマドゥレイラが、試合の主導権を握って前半を折り返した。
 ハーフタイムに前半の試合内容を反省したボタフォゴのボナミーゴ監督は、後半に入るとDFダニエウに代えてFWヒカルジーニョを投入。3トップで勝利を狙いにいった。その交代で前がかりになったボタフォゴは後半開始早々の48分にMFハモンのゴールで同点に追いつくと、74分にはそのMFハモンのボレーシュートをGKクレーベル ( マドゥレイラ ) が弾いたところに、FWギリェルメが詰めて逆転に成功した。

 この試合のMVPは、間違いなくGKジェフェルソンだった。ジェフェルソンは26分にFWソラットのフリーキックを弾き返すと、後半に訪れたピンチにも冷静に対応し、ファインセーブを連発。69分に訪れたPKも、FWソラット ( マドゥレイラ ) のキックを見事にセーブして、マドゥレイラに勝ち越しを許さなかった。FWギリェルメ ( ボタフォゴ ) の勝ち越しゴールがその5分後に生まれたことを考えれば、GKジェフェルソンの度重なる好セーブがどれだけ重要な意味をもっていたかは容易に理解できるだろう。

 一方で、この試合での逆転負けはマドゥレイラに非常に厳しい現実をつきつけた。4試合6ゴールの好調FWソラットを擁して試合の主導権を握っても、勝ち越すことができなかった。この「悪い流れ」は、次節以降にも暗い影を落としそうだ。GKジェフェルソンの前に涙をのんだマドゥレイラ。彼らには、あと1点が遠すぎた。

 この勝利でボタフォゴは勝ち点を10に伸ばして、グループAの2位を維持している。だが、前期王者のボウタ・ヘドンダがいかんせん好調なため、同グループの首位を狙うのは非常に難しい。仮にボタフォゴがこのまま2位でグループリーグを突破すれば、決勝トーナメントではグループB首位の絶好調フルミネンセと当たる可能性が非常に高い。
 後期リオ杯の優勝を狙う名門ボタフォゴ。GKジェフェルソンという厚い壁に今、大きな期待が寄せられている。

 写真; マドゥレイラ守備陣の激しいマークに苦しむFWアレックス・アウベス。

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