ここは、南米サッカーサイトです。   ブログサイトマップ

Campeonato Paranaense 2005 〜パラナー州選手権〜

エスタジオ・京セラに嵐の爆風。格下を吹き飛ばす。
準々決勝 アトレチコ・パラナエンセ 4-0 ローマ・アプカラーナ

 パラナー州選手権は、3月26日に準々決勝が行われた。アレーナ・ダ・バイシャーダ ( 正式名称;エスタジオ・京セラ ) で行われた アトレチコ・パラナエンセ×ローマ・アプカラーナ は、2トップ揃い踏みのゴールで勝利をおさめたアトレチコ・パラナエンセが準決勝に駒をすすめた。

 試合は、ホームチームのワンサイドゲームになった。FWアロイージオとFWデニス・マルケス ( FWオゼアスの弟 ) の2トップが機能したアトレチコ・パラナエンセは、18分にFWアロイージオがMFジャンカルロスからのパスをゴールに結びつけると、64分にも再びゴールを決めた。59分にはMFファブリッシオがゴールを決め、さらに74分には、相方のFWデニス・マルケスも豪快なシュートを突き刺した。格下のローマ・アプカラーナに一切の付け入る隙を与えない、余裕の90分だった。

 「ハリケーン ( 嵐 ) 」の愛称で親しまれているホームのアトレチコ・パラナエンセは、クラブ創立81周年という記念の日を白星で飾ることができた。MFマリン、MFフェルナンジーニョの2人を2列目に敷いた布陣は、昨年とは多少違う戦術を前線の底上げに成功している。昨年の主力を放出したことによる戦力の低下が懸念されていたが、州選手権に限って言えば、その影響はなさそうだ。

 アウェイのローマ・アプカラーナは、全国選手権では3部、パラナー州でも長年低迷を極めてきた。だが、今年はFWカエターノ、FWタイーニャの得点力で、州選手権予選を突破。晴れて決勝トーナメントに名を連ねたのであった。それが、いきなりの4失点完敗…。優勝は望まずとも、いけるところまでいってくれることを期待したファンにとって、この日の敗戦はとても苦い記憶になってしまった。

 2nd.Leg は4月3日に行われるが、現時点でアトレチコ・パラナエンセの早期敗退は考えにくいだろう。ちなみに、新スポンサー「京セラ」が彼らの力になったかどうかは定かでない。

 写真; トドメとなる4点目を決めたFWデニス・マルケス。今のアトレチコ・パラナエンセでは攻撃の支柱となって活躍している。

ブログサイトマップ