MSI のコリンチャンス大改造計画　第５弾 ( 改訂版 )

　莫大な資金をバックに大型補強を続けている MSI が、またまた新たな補強を敢行。今度は、ドイツからDFグスターボ・ネーリを、日本からFWウーゴを獲得した。 MSI は、どうやら本当に 南米版「銀河系軍団」 を目指しているようだ。

　グスターボ・ネーリは、元サンパウロの右サイドバック。長らく現れなかったカフーの後継者として期待されている選手でもある。昨年リベルタドーレス・ベスト４の名門サンパウロに大きく貢献し、コパ・アメリカでも代表に名を連ねていた。2004年夏にベルダー・ブレーメン ( ドイツ ) に移籍したが、このたび１年未満での母国凱旋となった。右サイドにやや難があったコリンチャンスにとって、グスターボ・ネーリの加入は非常に大きい補強といえる。

　2004年のＪリーグ終了を期に東京ヴェルディ1969を解雇されたFWウーゴは、1980年生まれの24歳。ジュベントゥージ ( ヒオ・グランジ・ド・スウ州 ) での活躍を認められての来日だったが、日本の水は彼に合わなかったようで、Ｊでは思うような活躍はできなかった。FWには事足りているコリンチャンスだが、ウーゴがジュベントゥージ時代の輝きを取り戻せば、新しい攻撃のオプションになりうる。

　さらに、MSI は現在、MFクレーベルソン ( マンチェスター・ユナイテッド ) や、MFハビエル・マスチェラーノ ( リーベル・プレート ) らの獲得も視野に入れて動いているのだそうだ。そのうち、クレーベルソンについては、すでにクラブ間で合意に達しているらしく、あとはクレーベルソン本人との交渉次第で移籍が実現するという。
　MSI のコリンチャンス大改造計画は、いったいいつまで続くのだろうか。

　写真； 俊敏な動きで攻守に幅広く貢献するDFグスターボ・ネーリ。写真は、2004年上半期のサンパウロ時代のもの。