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Copa TOYOTA Libertadores 2005 〜コッパ・リベルタドーレス〜

順調な船出のリーベル。マスチェラーノの肺活量に、オルメード脱帽。
グループリーグ第1節 グループ7 オンセ・カルダス 0-0 サン・ロレンソ

 コッパ・リベルタドーレスは、2月23日にグループ7の第1節が行われた。コロンビアのマニサーレスにあるエスターディオ・ペログランデで行われた オンセ・カルダス×サン・ロレンソ は、0-0 のスコアレスドローに終わった。

 ルイス・フェルナンド・モントージャ監督が退き、GKファン・カルロス・エナオをサントスに放出したディフェンディング・チャンピオンの戦い方は、昨年と比較すると多少の変化が見受けられた。積極的な攻撃が随所に見られた。GKホセ・ラミレス ( サン・ロレンソ ) の好セーブもあり得点には至らなかったものの、MFウィリアム・バルケス ( オンセ・カルダス ) が右から決定機をつくる場面もあった。

 対するサン・ロレンソは、先の国内リーグの勢いを失っていたかのように、この日は沈黙した。ボカを相手にハットトリックを達成したFWエルナン・ペイローネは、何度か決定的なシュートを放ったがゴールマウスに嫌われ、ゴールならず。また、彼とともに前線を張ったFWレオナルド・モレーノもシュートを大きく外すなど、頼みの前線が空回りしたサン・ロレンソもまたゴールを奪えずに終わった。

 75分、MFハビエル・アラウージョが負傷で退場を余儀なくされたオンセ・カルダスは、この時点ですでに3人の交代枠を使い切っていたため、残り15分を10人で戦う羽目になったのだが、その状況を考慮すれば、無失点で切り抜けての引き分けは、オンセ・カルダスにとっては価値があるだろう。
 この引き分けが後々尾を退きそうなのは、アウェイのサン・ロレンソである。終盤に数的優位でありながら最後までゴールを奪えなかったことが、非常に悔やまれるからだ。今季からアウェイゴール・ルールが採用されているリベルタドーレスでは、アウェイでいかに得点をあげておくかが、グループリーグ突破のカギになる。
 「負けずに済んだ」オンセ・カルダスと、「勝てずに終わった」サン・ロレンソの差が目に見えるものとなって現れるのは、まだ先の話であるのだが…。

 写真; 中盤では激しい攻防も見られた同試合だったが、スコアは最後まで動かず。

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