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Copa TOYOTA Libertadores 2005 〜コッパ・リベルタドーレス〜

順調な船出のリーベル。マスチェラーノの肺活量に、オルメード脱帽。
グループリーグ第1節 グループ5 オルメード 2-3 リーベル・プレート

 コッパ・リベルタドーレスは、2月23日にグループ5の第1節が開幕した。エクアドルのリオバンバにあるオリンピコで行われた オルメード×リーベル・プレート は、2-3 でリーベル・プレートが白星スタートを切った。

 先制したのはリーペル・プレートだった。MFハビエル・マスチェラーノからの丁寧なパスを受けたMFハイーロ・パティーニョがミドルレンジから強烈なシュートを叩き込んだ。鮮やかすぎるパティーニョのシュートにオリンピコは妙などよめきに包まれた。
 オルメードも後半開始早々に同点に追いつくが、66分にイタリアから帰国したFWファリアスが決めてリーベルが再びリードを奪うと、その後ロドリゲスがヘディングで追加点を決めて勝負あり。オルメードの猛攻を2点に抑えたリーベルが、3-2 で勝利をおさめた。辛勝ではあったが、開幕戦のアウェイで勝てたことはリーベルにとって非常に大きい「勝ち点3」になるだろう。

 試合後、オルメード側のインタビューでは、ひたすら「マスチェラーノ」の名前が上がっていた。アンデス山脈のふもとにあるリオバンバは、標高2,500mを優に越える高地であり、当然酸素が薄い地域である。試合も終盤を迎えると、高地に慣れていないリーベルの選手のほとんどがバテていたにもかかわらず、マスチェラーノだけは標高に左右されずに中盤を制圧していたのだ。相手が脱帽するほどの強靭な肺をもつマスチェラーノの存在は、リーベルのグループリーグ突破のキーマンである。FWマキシ・ロペスをバルセロナに放出したのは痛手と思われていたが、マスチェラーノがいるならリーベルは大丈夫だ。
 しかし、このマスチェラーノをリーベルから奪い取ろうとしている輩がいる。コリンチャンスのメインスポンサー MSI が、それである。

 写真; 左に流れたMFビクトール・サパータ ( リーベル;写真右 ) が、DFオルフィーリオ ( オルメード ) のマークをかわしてクロスをあげる。

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