ここは、南米サッカーサイトです。   ブログサイトマップ

Copa TOYOTA Libertadores 2005 〜コッパ・リベルタドーレス〜

アトレチコ・パラナエンセ、勝ちゲームをみすみす落とす不安な幕開け。
グループリーグ第1節 グループ1 インデペンディエンテ・メデジン 2-2 アトレチコ・パラナエンセ

 コッパ・リベルタドーレスは、2月15日にグループリーグ第1節のうち数試合が行われた。南米最高峰の決戦が、本格的に開幕した。
 コロンビア第3の都市メデジンにあるエスターディオ・アタナッシオ・ジラルドーで行われたグループ1の第1節 インデペンディエンテ・メデジン×アトレチコ・パラナエンセ は、2-2のドローとなった。残り7分間で2点差を追いつかれたアトレチコ・パラナエンセにとっては、痛い引き分けとなった。

 開始早々にゴールネットを揺らしたDFフェルナンジーニョのヘディングシュートは、キーパーチャージをとられてしまい、先制とはいかなかった。しかし、序盤から続いたアトレチコ・パラナエンセの猛攻は、11分のDFマルコンのゴールによって、実を結んだ。リードを許したインデペンディエンテ・メデジンも、前半から積極的な攻撃を展開したが、幾度となくGKチアーゴ・カルドーソ ( アトレチコ・パラナエンセ ) の好守に阻まれた。
 前半を非常にいいリズムで乗り切ったアトレチコ・パラナエンセは51分、MFファブリッシオのスルーパスを受けたFWデニス・マルケスが冷静に決めて、2-0 とリードを広げた。その後約30分間スコアが動くことはなく、試合はそのまま終わるかと思われたが、82分にDFファン・ゴンサーレスが、そして後半ロスタイムにMFモランテスがそれぞれゴールを決め、敗色濃厚だったインデペンディエンテ・メデジンがドローに持ち込んだのだった。

 コロンビアの強豪インデペンディエンテ・メデジンにとっては、命拾いの開幕節になった。成長株のモリーナとセルナの2人で組まれた前線が、相手守備陣の徹底マークのせいで全く機能せず、苦しい戦いを強いられた。それでも、負け試合を引き分けに持ち込むあたりは、さすがリベルタドーレスの常連クラブである。
 一方で、残り7分で同点に追いつかれてしまったアトレチコ・パラナエンセにとっては痛い引き分けである。リベルタ初出場となった2000年、そして2002年ともに、グループリーグで無惨に散った同クラブには、まだまだリベルタドーレスへの免疫はついていない。ジャジソンやワシントンなど昨年の主力を手離し、かつ目立った補強もないだけに、次節のリベルター ( パラグアイ ) 戦で勝てないようだと、グループリーグ突破は今年も難しくなるだろう。

 グループ1のもう一試合「 リベルター ( パラグアイ ) × アメリカ・デ・カリ ( コロンビア ) 」は、1-2 でアメリカ・デ・カリが勝利をおさめ、グループ1の首位に立った。予備戦を含め3試合で7得点をあげているアメリカ・デ・カリの攻撃力は、他の脅威になりそうだ。

 写真右上; DFマルコン ( 写真右 ) の先制ゴールで勢いにのったアトレチコ・パラナエンセだったが…。

ブログサイトマップ