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Campeonato Gaucho 2005 〜ヒオ・グランジ・ド・スウ州選手権〜

不調か、スロー・スタートか? インテルナシオナウ、ようやく今季初勝利。
第5節 インテルナシオナウ 2-0 サンタ・クルス

 ヒオ・グランジ・ド・スウ州 ( ※ ) 選手権は、2月20日にグループ1の3試合が行われた。州都ポルト・アレグレのエスタジオ・ベイーラ・ヒオで行われた第5節 インテルナシオナウ×サンタ・クルス は、インテルナシオナウが勝利をおさめた。意外なことに、同試合が今年のインテルナシオナウの初勝利だった。

 序盤からボールを支配していたインテルナシオナウは、MFエウデール・グランジャからのパスをFWフェルナンドンが落ち着いて決めて20分に先制。83分にもFWハファエウ・ソービスの鮮やかなスルーパスを受けたMFチンガがダメ押しとなる2点目を決めて、終始サンタ・クルスにつけいる隙を与えない見事な戦いぶりを披露した。前節までとは別のチームのようだった。

 サンタ・クルスにとっては厳しい試合になった。前半はMFエウデール・グランジャ ( インテルナシオナウ ) にことごとく攻撃の芽を摘まれ、そのエウデール・グランジャが退いた後半も思うような試合運びができなかった。MFジョルジ・ワグネール ( インテルナシオナウ ) を後方から削ったMFアンドレ ( サンタ・クルス ) が2枚目のイエローで退場になるなど、自分たちのリズムをつくれないままタイムアップを迎えてしまった。

 インテルナシオナウは昨年、名将ムリシ・ハマーリョの下、全国選手権8位にコッパ・スダメリカーナベスト4と好成績を残した。エースストライカーのFWニウマールをリヨン ( フランス ) に放出した8月こそ調子を崩したものの、FWハファエウ・ソービスなど次世代の若手が台頭してきており、決してチーム状態は悪くないはずだ。
 期限付きでアルビレックス新潟に出向いていたFWオゼアスも今年から再びチームに合流しているが、今のところ本領発揮とまではいっていないようである。

 写真; 試合終了後、ダメ押しとなる2点目を決めたMFチンガ ( インテルナシオナウ ) が、サポーターの声援に応える。


※ヒオ・グランジ・ド・スウ州 … 隣国ウルグアイを南に望む、ブラジル最南端の州。マット・グロッソ・ド・スウ州と並んで放牧が盛んであることから、ガウーショ(カウボーイ)が非常に多い。そのため、ヒオ・グランジ・ド・スウ州にまつわるものは「ガウーショ」と呼ばれることが多いのだとか。だから、ヒオ・グランジ・ド・スウ州選手権は「カンペオナート・ガウーショ」と呼ばれているらしい。
 ちなみに、MFホナウジーニョ・ガウーショ とは、「ヒオ・グランジ・ド・スウ州出身のホナウジーニョ」という意味である。直訳すると「放牧少年ホナウド」になってしまうので、直訳はNG。
他に「登録選手名」に出身地がついている主なブラジル人選手
・ ジュニーニョ・パウリスタ ; サンパウロ州出身
・ ジュニーニョ・ペルナンブカーノ ; ペルナンブッコ州出身
・ ファービオ・バイアーノ ; バイーア州出身
・ マルセリーニョ・カリオカ ; リオ・デ・ジャネイロ州出身
・ アレックス・ミネイロ ; ミナス・ジェライス州出身

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