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Campeonato Carioca 2005 〜リオ・デ・ジャネイロ州選手権〜

リベルタドーレスベスト4の実績をもつ名将の、名門蘇生術に期待。
元サンパウロ監督のクッカ氏、フラメンゴの監督に就任。

 低迷から抜け出せないリオ・デ・ジャネイロ州の名門フラメンゴが、クッカ氏を新監督に招聘することがわかった。

 フラメンゴは、1895年に創立。今年で創立110周年を迎える世界的にも歴史のある名門クラブである。1981年には、神様ジーコらスター選手を擁してリベルタドーレスを制覇。東京の国立競技場でトヨタカップを手にしたこともある。昨年のアンケートではブラジル国内トップの人気クラブにもなったほどで、ブラジルのみならず世界各地に膨大なファンを抱えている。
 だが、華々しい過去の栄光はどこ吹く風。昨年の全国選手権ではあわや2部落ちかとささやかれるほど、チームは低迷した。天才MFフェリッピをフルミネンセに放出するなど若返りを図った今年も依然、浮上のきっかけをつかめずにいる。2月2日現在で、州選手権1勝2敗ともっか最下位のフラメンゴ。今のままでは全国選手権はおろか、州選手権でも2部落ちしかねない事態になるかもしれない。

 そんな低迷するチームを復活すべく、経営陣が目をつけたのがクッカ氏だった。クッカ氏は昨年、サンパウロを率いて、チームをリベルタドーレス準決勝まで導いた手腕の持ち主。人柄もよく、選手と信頼関係を築くことにも長けた監督である。ルシェンブルゴ ( 元サントス監督 ) 、エメルソン・レオン ( サンパウロ監督 ) 、シャムスカ ( 元サンカエターノ監督 ) 、レビル・クウピ ( 元アトレチコ・パラナエンセ監督 ) らと並び称される名将クッカ氏は、早くも2月4日にはフラメンゴ監督就任の契約書にサインするものとみられている。きっと名門を蘇らせる秘策が何かあるに違いない。

 名将を招聘した名門は、果たして復活の糸口を見出すことはできるのだろうか。とりあえず、現在行われている州選手権でベストを尽くすことが、フラメンゴに課された使命であろう。

 写真; 昨年、サンパウロで好成績を残しながら辞任に追い込まれたクッカ氏。低迷する名門を復活させることはできるのだろうか。

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