ここは、南米サッカーサイトです。   ブログサイトマップ

Campeonato Carioca 2005 〜リオ・デ・ジャネイロ州選手権〜

マラカナンを彩る2人のアレックス。名門同士の対決は痛み分けのドロー。
第3節 バスコ・ダ・ガマ 1-1 ボタフォゴ

 リオ・デ・ジャネイロ州選手権は、1月29〜30日に第3節が行われた。リオ・デ・ジャネイロのマラカナン ( 正式名称;エスタジオ・マリオ・フィーリョ ) で行われた バスコ・ダ・ガマ×ボタフォゴ は、激戦の末 1-1 のドローに終わった。

 試合は、全国選手権1部のチーム同士ともあって、両者の意地がぶつかりあったものになった。ボタフォゴに移籍した元バスコのFWアレックス・アウベスがゴールを決めれば、バスコもまた、ゴイアスから移籍したゴールハンター、アレックス・ジーアスがゴールを決めた。それぞれ新加入の両エースがお互いの意地を見せた同試合は、同点のままタイムアップとなった。

 同州選手権1勝1分とまずまずのスタートを切れたバスコは、FWホマーリオもチームに打ち解けてきており、チーム内の結束も非常に高いものがあった。組み込まれたグループAでも存在感を示して首位をキープしてきた。試合も終始バスコのペースで進んでいたため勝ち越すチャンスもおおいにあった。それだけに、宿敵ボタフォゴに勝ちきれなかったことは非常に痛手になりそうだ。この敗戦で首位の座から退いたバスコは、次節フルブリゲンセに挑む。

 対するボタフォゴは、この試合に勝てば首位になる可能性があった。試合の主導権を握れなかったものの、執念でドローに持ち込んだ点と、新加入のアレックス・アウベスがゴールをあげたことは、ボタフォゴの今後にとって明るい材料にもなる。どちらかと言えば、引き分けて得をしたのはバスコではなく、ボタフォゴであろう。ボタフォゴにとっては、グループ首位に浮上するチャンスだっただけに、非常に悔やまれる結果になってしまった。

 その他の試合では、アメリカRJに快勝したボウタ・レドンダがグループAの首位に浮上した。フルミネンセはアウェイでオラーリアを相手に2-2のドローに持ち込んだ。一方で、前節勝利をあげたフラメンゴは、好調カボフリエンセを相手に 1-2 と敗戦を喫している。

 写真右上; 豊富な経験で前線を張るFWホマーリオ ( バスコ・ダ・ガマ ) 。だが、彼のゴールを拝む機会にはまだ恵まれていない。
 写真右上; ボールを競り合う両者の意地がぶつかりあったマラカナン。注目の対決を見に来た観客も彼らの一進一退に息を呑みながら見守っていた。

ブログサイトマップ